小学校、体操服の下は肌着禁止!不思議な肌着ルール

「小学校の肌着禁止見直し」の重要なこと

自分たちでルールを決める
体操服の下の肌着禁止や欠席時の電話連絡禁止、置き勉禁止など、小学校の独特なルールをご紹介しました。小学校はルールを決める基準として「教育的指導」が重視されるように感じられます。

子どもの権利や安全を脅かすルールはNG

肌着禁止のルールは、その理由が学校によってあいまいです。「汗をかいて肌着が濡れる」のが理由なら、着替えを持ってくるように指導すればよいはずです。「下着が透ける」「皮膚の鍛錬」といった理由は、「教育的に指導する」といった視点が透けて見えますが、教師たちもなぜこのルールがあるのかわからないまま、理由をそれらしく後付けした可能性もあります。置き勉禁止の背景にも「子どもを教育的に指導する」といった大義名分はありますが、その方法として置き勉禁止が合理的だとは言い切れません。

2つのルールにもっとも欠けている視点は「子どものプライバシーや健康への配慮」です。近年、児童虐待や教育虐待といった言葉がよく使われるようになりましたが、日本の「子どもの人権」に対する意識の低さがこうしたルールにも表れているのではないでしょうか。

本当に必要なルールは子どもとともに作る

学校では今、子どもたちに「生きるために必要な力」を養わせ、自分で考えて行動できる人に育てることを教育目標としています。また、子どもの人権と学校のかかわりについてはここ数年、多くの問題提起がなされています。こうした流れを踏まえると、小学校の謎ルールに対し、子ども自身や保護者が疑問の声をあげることは当然のことといえます。

高校の事例ですが、最近は子ども自身が校則の見直しに関わり、教師と話し合うという試みも始まっています。また、熊本市教育委員会では、小学校も含む全ての市立学校で子どもが校則の見直しに参加する取り組みを2021年度から始めました。

おわりに

小学校で謎ルールがまかり通ってきたことと、指導のもとに子どもの人権が軽視されてきたことは無関係ではないように思われます。「子どもが主体的に考えて行動する」ということと「子どもの権利が守られること」はセットで保障されなければなりません。謎ルールを通じて、子どもの主体性や人権について考えるきっかけにしてもらえばと思います。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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