朝食はパンと決めているおうちも多く、朝から味噌汁を飲む習慣が薄れています。たしかに、味噌汁には塩分が多く、とりすぎには注意が必要。その反面、発酵食品である味噌には栄養がいっぱい!子どもたちにはぜひ食べてほしいメニューです。味噌汁嫌いの子どもにも食べてもらえるレシピをご紹介します。
子どもが味噌汁を食べない理由
味噌汁は、そもそもごはんのお供。朝食にパンやシリアルを食べているおうちでは、あまりメニューに登場しないのでは?小さい頃に食べなれていない食品は、敬遠されることも多いのです。一方で、朝昼晩と同じような味噌汁が出てきたら…。大人だってもういいや、という気になりますね。こうした献立の組み立て以外で、子どもが味噌汁を食べない理由をふたつあげてみます。
味が濃すぎる
味噌汁は、だしで野菜などを煮て、味噌を溶き入れて作ります。おいしい味噌汁を作るには、火を止めてから味噌を溶くのがコツ。沸騰させたままの汁に味噌を溶くと、風味が飛んでしまいます。そのため、ついつい味噌の量を多くしてしまいがちです。風味は薄く、味噌の濃い味噌汁はくどくておいしくありません。作り方のせいで味が濃すぎないか、一度確認してみましょう。また、味噌汁はおわん1杯を食べるもの。一口飲んで、だしの味も感じられるくらいの濃度にすると、おいしく食べられます。
嫌いな具がある
ひとくちに「味噌汁が嫌い」といっても、「汁がイヤ」「具がイヤ」というように、嫌いなポイントはさまざま。原因を突き詰めていけば必ず改善ポイントが見つかります。味噌汁に入っている具が嫌いというパターンは、よくある話です。ナスやきのこといった食感がイヤなもの、ネギのように香りがイヤなものもあります。おかずとしては食べているのに、味噌汁に入っているものは嫌いというケースもあるので、ひとつひとつ聞いてあげてください。
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味噌汁嫌い克服のコツ
味噌汁は、優れた発酵食品である味噌を使った料理。野菜や肉、魚にもよくあいますし、汁にして煮ることで、具材の栄養をすべてとることができます。忙しい日も、ごはんと具だくさんの味噌汁があれば、簡単ですがバランスのいい食事がとれるのです。できれば、味噌汁嫌いを克服しておきたいですね。
だしや味噌を変えてみる
味噌汁は、簡単ですが奥の深いものです。だしとひとくちにいっても、かつおだし、昆布だし、煮干しだし、といくつかの種類があります。インスタントのだしにしても、いまはたくさんの種類が売られていますね。また、そのだしに組み合わせる味噌も多種多様です。味噌は「手前味噌」という言葉があるように、風土や、家ごとに風味の違う味噌があります。子どもの好きな甘い白味噌、信州味噌や、麦味噌、赤だしなど、好みのものを探してみましょう。大豆の粒が残っているような味噌は、口当たりを嫌う子もいます。
毎日出さない
ごはんには必ず汁をつけるもの、と考えて、三食味噌汁を出していませんか。和食の基本としては間違いではありませんが、毎日三食では、子どもも飽きてしまいます。朝作った味噌汁を夜に温めなおして出すようだと、煮詰まって濃くなった味噌汁を飲むことになりますよね。あまり堅苦しく考えず、食卓にあがる頻度を少なくしてみても。嫌いな子にとって、飲めなかった体験を繰り返すことはよくありません。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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