子どもが成人したら離婚したいと、内心思っているママもいるのではないでしょうか。子どもが成人するまで10年以上、長い道のりですよね。離婚を決意したからには、お金や住まいなど、さまざまな問題が立ちはだかります。さらに、子どもへの接し方も悩みものですよね。今回は離婚を計画中のママに贈る“我慢のコツ”や心構えをご紹介します!
子どもが成人したら離婚!?計画中のママたち
「夫に嫌気がさした」「結婚生活に耐えられない」…こんな声を、よく耳にします。既婚者・子持ちママなら決して他人(ひと)ごとではありません。夫に対するストレスが募りつのって、離婚を考えているママたち。中には「子どもが成人したら晴れて離婚」と計画中の人もいます。
半数のママが離婚を考えていた!計画中の人も
小学生以下の子どもがいる男女を対象に行った調査によると、離婚したいと思ったことがある妻は全体の50%でした。夫側は35%との結果で、男女間での差が目立ちます。さらに、「将来的に離婚するつもりがある」妻に、その時期をきいたところ、6年以上先と答えた人が全体の半分を占めています。「21年~25年」との回答も1割程度あり、長いスパンで離婚を計画していることが分かります。2人に1人のママが離婚を考えたことがあるとは、驚きの数字ですね。実際、多くのママが夫に対して不満を抱えているようです。
夫に耐えられない!離婚したいママたちの悲鳴
なぜ多くのママたちが離婚を考えているのでしょうか?主な原因として、次のようなものがあります。
モラハラ(モラルハラスメント)
育児について上から目線で口を出されたり、容姿に関して悪口をいわれたり…。子育てに奮闘するママを傷つけるような発言は、見過ごせませんね。
夫が家事育児を放棄
夫が家のことを一切しない、育児に関わろうとしないなど。共働き夫婦だけでなく、専業主婦家庭でも深刻な問題です。育児に参加してくれないとなると「父親なのに」と思ってしまいますよね。
性格の不一致
性格や価値観の違いでけんかが絶えない夫婦も多いようです。「子どもの前ではけんかしないように我慢している」というママの声も多数。夫からけんかを売られてもグッと堪える。そのストレスは計り知れません。
中には肉体的な暴力や、暴言を浴びせてママの人格を否定するといった深刻なケースもあり、心身ともにボロボロになってしまうママもいるようです。「離婚」の二文字を思い浮かべるのも無理はありませんね。
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晴れて離婚するまで我慢するコツ<生活編>
夫と別れたいと思っても、子どもが未成年のうちは親権や養育費など、ハードルが多いものです。「子どもが成人するまで我慢しよう」と思ったとき、長い期間をどう乗り切るかが問題です。離婚まで我慢するためのコツをご紹介しましょう。
まずは離婚後の生活に向けて着々と準備してはいかがでしょうか。気が紛れるだけでなく、将来の生活面でも安心できるでしょう。
我慢するコツ(1)お金の準備は着々と
夫婦の共有財産は離婚時に分割するのが前提です。しかし、相手に半分渡すとしても、お金は多い方がよいにこしたことはありません。また、離婚調停中の生活費や引っ越し代など、すぐ使えるお金を手元に準備しておく必要があります。まとまった資産があれば、精神的にも安心でき、離婚の決断を後押ししてくれるでしょう。長いスパンでコツコツ貯蓄・資産形成に取り組むのがおすすめです。財産分与の対象にならない、独身時の資産がある人は、安全に管理しておきましょう。
我慢するコツ(2)仕事・キャリア形成
離婚後の生活には収入が必要です。すでに仕事をしているママは、今の仕事の雇用期限や、先々の待遇などを踏まえてキャリア形成を。昇進試験や転職などにチャレンジしてもよいでしょう。専業ママの場合、「就職したいけど子どもが小さいうちは難しい」という状況の人も多いですよね。そんな人は資格を取得してはいかがでしょうか。保育士、ベビーシッター、介護士など・・・難易度の高い資格の場合、合格までに数年かかることがあり、その分、就職につながりやすいケースもあります。専業主婦の強みを生かして、ぜひ挑戦してみましょう。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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