おむつかぶれは、多くの赤ちゃんが経験する肌トラブルの一つです。おむつを当てている部分の皮ふが赤くなったり、ブツブツができたり、皮がむけてしまったりすることもあります。おむつかぶれを起こしてしまうと、なかなか治りにくいうえに症状が悪化してしまいやすいために、予防や早期治療などの対策をすることがとても大切です。ここでは家でできるおむつかぶれの対策法を六つご紹介します。
一番の対策はおむつかぶれを予防すること
おむつかぶれは、早い段階で適切なケアを行わないと症状を悪化させやすく、患部がただれてうんちやおしっこの度にしみて痛がることにもつながりがちです。一番の対策は、おむつかぶれを起こさないよう、しっかりと予防することです。
対策法1:おむつの中が蒸れないようにする
おむつかぶれは、おむつの中で蒸れてやわらかくなった肌に、うんちやおしっこの汚れやお尻を拭くときの摩擦などが刺激となって生じる皮膚炎です。予防のためには、赤ちゃんのお尻が清潔で乾いた状態を保てるようにすることが大切。おむつが汚れたらすぐに交換しましょう。また、おむつの中が蒸れていないかこまめに確認し、おしっこが出ていなくても汗で蒸れているようであればおむつを取りかえるようにしましょう。おむつは通気性のよいものを使い、時にはおむつを外した状態でお尻に直接空気が触れる時間をとるのもおすすめです。
対策法2:お尻の汚れはこすらずに洗い流す
摩擦もまた、赤ちゃんのデリケートなお尻への刺激になります。肌についたうんちやおしっこは、水を含ませたティッシュやコットンなどで優しく拭き取るようにしましょう。理想は、ぬるま湯で優しく洗い流してあげること。特に赤ちゃんが下痢をしているときはおむつかぶれを起こしやすいので、お尻が汚れたら、ぬるま湯を張った洗面器にお尻をつけるようにして汚れを洗い流すのがおすすめです。日中のおむつ替えのときには石けんは使わず、お湯だけで汚れを洗い流します。体を拭いたら、すぐにおむつをつけずにお尻を空気にさらして乾燥させ、保湿剤を塗って、それからおむつをつけるようにしましょう。
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赤ちゃんに合ったものを使っているか確認を
うんちやおしっこや、拭き取るときの摩擦に加えて、赤ちゃんに合っていないおむつやお尻拭きを使うこともまた肌がかぶれる原因になります。おむつのサイズを変えたり、おむつやお尻拭きの種類を替えたりすることで症状が改善される例もあるため、現在使っているものが赤ちゃんに合っているかチェックしておくことも大切です。
対策法3:赤ちゃんに合ったおむつを使う
おむつによる摩擦でも、赤ちゃんのお尻が刺激され肌が荒れてしまうことがあります。特に、足の付け根や腰回りの、おむつが当たる部分が赤くなっているようであれば、おむつのサイズが合っていないサイン。おむつが肌を刺激し、おむつかぶれを引き起こしかねません。おむつをつけるときには、腰回りにも足の付け根部分にも指が1本入れられる程度のゆるみを持たせてつけるのがポイント。おむつ替えのときに、体にくっきりとおむつのゴムの跡がついていたり、サイドのテープを留めたときに指が入るだけのゆとりがなかったりするようであれば、サイズを一つ上のものに変えるようにしましょう。
対策法4:お尻拭きやお尻の拭き方を変える
赤ちゃんの肌質に合わないお尻拭きもまた、かぶれる原因になります。別のメーカーのお尻拭きを試してみるのも一案ですが、ガーゼをぬるま湯でぬらしたものをお尻拭きに使うのもおすすめです。筆者の息子も、お尻を拭くのにぬれガーゼを使ってからは、おむつかぶれすることなくおむつを卒業することができました。市販のお尻拭きは汚れをきれいに拭けて便利ですが、肌が弱い子には刺激が強いこともあります。そのようなときには、水だけを使用したぬれコットンを活用してもよいかもしれません。お尻拭きにも、汗をかいた体やよだれで汚れた口周りにも使えるので、特に外出時には便利ですよ。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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