子どものカンニングで呼び出し!先生への対処法と子どもへの叱(しか)り方

叱られる子ども
学校からの呼び出しは、親にとって頭の痛い問題です。しかもカンニングともなれば、れっきとした不正行為。「育て方が間違っていたのか」と大きなショックを受けるでしょう。しかし、低学年では罪悪感も薄いことが多く、気軽な気持ちでやってしまう子もいます。親子でしっかり向き合えば必ず解決できる問題ですから、焦らずその後の対処法を考えてみましょう。

学校に呼び出されたときの対処法

先生と面談
カンニングにも種類があります。「テストでほかの子の答案を見てしまった」というだけではなく、「ワークの答えを書き写して提出した」という場合も、広い意味でのカンニングだと考えてください。要は、「自分の実力以上の結果を出そうとしてズルをした」ということですね。しかし、学校に呼び出されるというのはテスト中のカンニングの可能性が高いでしょう。

まずは事実確認をしっかりと

カンニングで呼び出しとなると、親は動揺して子どもを問い詰めてしまいがちです。しかし、まずは学校へ行って事実確認をしっかりと行いましょう。低学年だと、悪いことだという意識が薄いこともあります。しっかりと罪悪感を持っている場合ならなおさら、自分したことを告白するのは勇気がいるものです。怒った親に、いつどこでどんなふうになぜしたのだ、と矢継ぎ早に聞かれてもうまく答えられません。冷静に話をするためにも、先生からまず事情を聞きましょう。まさか自分の子どもがカンニングをしたとは信じられないというときも、慎重に。テスト中のカンニングは、教師にとって見つけやすいものですが証拠をあげにくい行為です。それでも呼び出しがあるということは、よほどの確信があってのことだと考えられます。

今後の指導について話し合う

先生と話すときは、担任の先生のほかに、学年主任の先生や教頭先生など、立場が上の先生にも同席してもらいましょう。担任の先生だけだと、どうしても子どもへの視点が一元的になりがちです。先生の話に納得できれば、今後の子どもへの対応を話し合うことになります。もし、どうしても納得いかないときや、気持ちが整理できないときは、「一度帰って子どもと話をしてみます」と伝えてもかまいません。子どもの教育は、家庭と学校の二人三脚で行うものです。しばらくは先生と連絡を密にして子どもを見守る必要があります。呼び出されて1回学校へ行って終わり、というわけではないので、じっくり付き合うつもりで納得できる対処をしましょう。

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子どもを叱(しか)るときの注意点

話を聞く
子どもが「カンニングをしていない」と言い張ることもあるかと思います。そうした場合は、たとえ疑わしくても、信じる姿勢を見せたほうがよいでしょう。そして疑われるような行為もよくないことだと説明してみてください。子どもが認めた場合も、人格否定は避けます。あくまでも、カンニングという行為自体の是非を考えさせるような叱(しか)り方が効果的です。

なぜカンニングをしたのか?背景を理解する

そもそも、なぜカンニングをしたのか?という背景が重要です。「よい点をとりたかったから」という答えの裏側には、「よい点じゃないと親に怒られる」という恐怖心やプレッシャーが隠れていることが往々にしてあります。また、誰かから「褒められたい」「認められたい」という承認欲求のこともあります。叱(しか)る前に背景にある子どもの気持ちを認めて、「○○だったんだね、わかったよ」と理解を示すことが大事です。そのプロセスが抜けると、子どもの気持ちが満たされず、フラストレーションがたまってしまいます。

感情的にならないよう気をつける

どんなときでもそうですが、叱(しか)り方が感情的にならないように気をつけてください。子どもは一度先生に叱(しか)られていますし、親の呼び出しがあった時点である程度は反省しているはずです。「情けない」「こんなことをするとは思わなかった」など、責め立てるような口調はやめましょう。大人だって、ズルをしたり、言い訳をしたり、悪い行いをすることがあるでしょう。ひとつの悪いことで人格すべてを否定するような叱(しか)り方をされると、反省するより傷つくだけです。特に、お父さんお母さんの両方が同じ調子で責めないようにお願いします。「本当に反省しているの?」などと怒られても、その場でしょんぼりするか泣くしかないわけで、意味のないことです。

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