今でも通用する?子育ての言い伝えアレコレ

子育ての言い伝え
子育てにまつわる言い伝えは、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?昔から言い伝えられているものなので、裏付けがなくてもなんとなく信じてしまいますよね。ここでは、そんな子育てに関する言い伝えが今でも通用するのかをご紹介します。

3歳頃までの子育ての言い伝え3選

赤ちゃんを寝かせる
言い伝えにはさまざまな種類があります。その中でも以下にお話しする3つは、3歳頃までの有名な言い伝えです。古くから後世に伝わる知恵としても、覚えておきたいものですよね。

寝る子は育つ

まず1つ目は「寝る子は育つ」という言い伝えです。これは幼い頃に十分な睡眠をとらないと成長ホルモンがしっかりと分泌されず、脳や体の成長に影響が出るというものです。この言い伝えは、3歳の頃の睡眠不足が13歳の時の肥満に結びつくという調査結果でも証明されています。子どもの記憶の定着にはレム睡眠が大きく関わっており、きちんとした睡眠習慣をつけてあげるために、言い伝えられているのでしょう。

親の背中を見て育つ

2つ目は「親の背中を見て育つ」という言い伝えです。子どもは、日々の暮らしの中で親の言葉や行動をしっかりと見ています。その中で自然と真似をしながら、幅広いものを吸収していくのです。そのため親が口出しをして言葉で理解させようとするよりも、親が行動で示していれば自然と子どもは色々なことを認識するということを表しています。

子どもは、やったことの7割以上を身につけると言われています。現在でも子育てにおいて、見本を日々の暮らしの中で親に見せた方が子どもは吸収するものなのかもしれませんね。

三つ子の魂百までも

3つ目は「三つ子の魂百までも」という言い伝えです。「三つ子」は本来「3歳児」を示すことが多いですが、「幼児」の意味でも使われています。幼児の頃は、子どもが一番色々な事を吸収する時期でもあります。そのため、その頃の家庭環境や性質は大人になっても影響すると言われているのです。特に3歳までの育児環境の影響は大きいとされていて、しつけなどで叩いてしまったり、恐怖心で従わせる育て方をしてしまうと、心の発達にマイナスになってしまいます。つまり、3歳までの子育てでは、子どもが安心できる環境で過ごす事が大切なのです。

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子育ての心や体に関する言い伝え3選

指しゃぶり
次に子育ての言い伝えの中でも、心や体に関するものを3つご紹介したいと思います。子育てにおいて、現代では最先端な情報がすぐに見つかりますが、祖父母からの知恵で助かった記憶がある人も多いでしょう。

熱が出たらたくさん着せて温める

まず1つ目は「熱が出たらたくさん着せて温める」という言い伝えです。この言い伝えは、熱が出た時に発汗させて熱が早く下がるようにという意味があります。昔は暖房設備などが整っていなかったので、たくさん着せる必要がありました。この言い伝えを現代で実践する場合は、発熱の具合で変えるようにしましょう。発熱初期で悪寒があるような場合は、手足が冷たくなりがちなので、ある程度は服を着せて温めてあげるといいですね。しかし、全身が熱くなっているような場合は、しっかり冷却する必要があります。その時の発熱の状態を見て、言い伝えを上手に利用しましょう。

抱き癖がつくから抱いてはいけない

2つ目は「抱き癖がつくから抱いてはいけない」という言い伝えです。これは抱っこばかりしていると、甘えた子どもになってしまうという意味があります。しかし親が子どもを抱いて安心感を与える子育て方法は、親子間のコミュニケーションとして貴重な行動です。特に乳幼児の頃は、愛情をいっぱい注ぐ事で子どもの心身が安定します。現代では、なかなかゆっくり抱っこしてあげる時間が昔ほど取れなくなってきていますよね。抱っこをしてあげたいという気持ちをもって、子どもと向き合う事が大切です。

指しゃぶりで歯並びが悪くなる

3つ目は「指しゃぶりで歯並びが悪くなる」という言い伝えです。これは乳幼児の時期に指しゃぶりの習慣がつくと、歯並びが悪くなるという意味があります。確かに4~5歳頃になっても指しゃぶりが続いている場合は、歯並びに影響すると言えるでしょう。しかし医療が発達した現代では、乳幼児期の子どもの指しゃぶりはさほど影響しないとされています。子どもが指しゃぶりをする原因としては、寂しさや精神安定のためです。そのため指しゃぶりを無理にやめさせるよりも、親子の時間をしっかりとって、子どもに安心感を与えてあげることが一番有効ですね。

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