子どもに学習習慣を付けさせる三つのポイント

学習習慣
子どもに学習習慣を付けさせることは、意外と難しいものですね。ママが「勉強しなさい」と言っても、そのときだけでなかなか習慣にはなりません。しかし、学習習慣がある子どもとない子どもとでは中学生になったときに差が出てくる可能性があるのです。
今回は、子どもに学習習慣を付けることの「大切さ」や「親ができること」、そして「ポイント」をお話しします。

学習習慣が付いていないと困ること

勉強が分からない
小学生は、学習習慣が付いていないとしても困ることは少ないかもしれません。しかし、中学生になると授業の時間が長くなり、スピードも速くなってきます。そのときに学習習慣が付いていない子どもは勉強面で壁にぶちあたってしまうことになりかねません。
まずは、学習習慣が付いていないと困ることをお話しして、学習習慣の大切さを考えてみましょう。

勉強のやり方がわからなくなる

学習習慣が付いていない子どもの中には「中学生になったら頑張ろう」と思っている子どももがたくさんいます。しかし中学生になると授業の内容は難しくなり、スピードも速くなるのです。そうなったときに急に学習習慣を付けようと思っても「勉強のやり方」がわかりません。家庭学習は、予習と復習の他にもテスト対策や暗記などを上手に組み合わせて、時期に合った勉強を自分で考えてやる必要があるのです。学習習慣が付いていない状態で中学生になると、「何をどうやったらいいのか」の学習のコツがわからず、学習習慣を付けることが難しくなってしまうかもしれません。

平日の学習時間

集中力が付かず切り替えができない

学習習慣は、毎日勉強をする時間を確保することから始まるのです。学習習慣が付くと「勉強の時間」と「自由な時間」の切り替えができるようになります。また、切り替えができるようになると、時間内はやるべきことに集中するようになるのです。一方、学習習慣が付いていないと、すべてが自由時間であり、集中してもしなくてもいい時間が大部分を占めます。中学生になると授業時間が小学生よりも長くなり、より集中力と切り替える力が求められるのです。

学校の授業についていかれなくなる

小学生は、授業の中で理解できるように先生が工夫してくれているかもしれません。しかし中学生になれば教科書も厚くなり、授業だけですべてを頭に入れることはできないでしょう。学習習慣で勉強を補うことで、授業内容を理解していく必要があるのです。学習習慣が付いていないと、授業でわからなかったことがそのままの状態になります。わからないことが積み重なっていくと、徐々に学校の授業についていかれなくなるかもしれません。

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学習習慣を付けさせるために親ができること

リビングで勉強
親が子どもに学習習慣を付けさせたいと思って「勉強をしなさい」と言っても、なかなか子どもは素直に動きませんね。実は、学習習慣を付けさせるために親が「こっそり」できることがあるのです。ここからは「勉強しなさい」という以外に親ができることを紹介します。

勉強ができる雰囲気をつくる

学習習慣を付けさせるために親がやらなければならないことは「雰囲気づくり」です。勉強机や参考書を与えることは「環境づくり」ですが、環境だけでは学習習慣は付きません。子どもは親がやることに興味を持ちます。親が夕飯の後にテレビをみていれば、子どもも一緒にテレビをみることが習慣になるでしょう。しかし、親が小説を読み始めれば、子どもも「本を読もうかな」という雰囲気になります。「勉強ができる雰囲気づくり」は、子どもに何かをするのではなく、親の行動を変えるだけでできることなのです。

わからない問題を乗り越える方法をみつける

学習習慣は、続けることが大切です。続けるためには、壁を乗り越える必要があります。一人で勉強してればわからない問題が出てくるでしょう。そのときに、乗り越える方法がないと、そこでストップしてしまうのです。親は、子どもがわからない問題にぶつかったときに教えてくれる人をみつけてあげるといいですね。方法は「親が質問に答えてあげる」でも「学校の先生に明日聞いてごらん」でもかまいません。

規則正しい生活をする

学習習慣に限らず、習慣は規則正しい生活と関係があります。食事の時間が遅くなってしまうと、その後の予定が後ろ倒しになってしまうのです。学習時間を午後8時からと決めているならば、親も午後8時には食事や入浴が終えられるように協力しましょう。小学生は、夕方から夜にみたいテレビ番組があるかもしれません。そういうときには、学習時間をずらしてあげる臨機応変な対応も学習習慣を続けるコツです。

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