保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
幼稚園や保育園で不安なことがあると、どうしてもすぐに口を出してしまいたくなるものです。しかし、モンペ、つまりモンスターペアレントとして見られてしまうのは、親として避けたいですよね?そこで今回は、保育園や幼稚園で気になったときに、なるべく波風を立てないようにコンタクトをとって、不安を解消していく対応策をご紹介していきます。
幼稚園や保育園の指示系統に沿って相談する
モンスターペアレントとして、認識される原因は誰かの言動が不愉快、または常識がないと判断されることです。そのため、相談をするときには指示系統に沿って相談をしていくようにしましょう。具体的に段階を追って説明しますので参考にしてみてください。
まずは担当者へと相談をしていく
何か不安や問題があったときは、現場の方と相談していきましょう。幼稚園のクラスに関して不安があるのであれば担任の先生です。何か問題が発生しているのであれば、そのことを実際に対処してくれる方です。そのため、まずは担当者へと連絡して事実確認から始めていくと、問題がなかったときに話を穏便に済ませることができます。
担当者と話ができなかった場合は主任などへ
担当者の方では要領を得ない場合や、現場だけでは対応ができない問題のときには、その人の上の役職の人に相談してみましょう。学年の主任をやっている方であれば多くの場合は、対応できないことは少ないはずです。頭飛ばしに園長先生などに話がいってしまうと余計に話がこじれることもあるので、注意しておきましょう。
それでもダメなときには園長先生へ
主任の方に話をしてみてもダメだった場合や緊急を要する場合に限って、園長先生等の幹部の方へ相談していきましょう。特に子どもの体にかかわることであれば、早いほうがよいに決まっています。ただし、園長先生にいきなり連絡をするのではなく、担当者、主任、園長先生、すべての方に同時に相談していくと、返答も早くなります。
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人同士のつながりを普段から意識する
先生であっても人間であることに変わりはありません。コミュニケーションを普段からとっていれば、多少文句をいったところでそこまで目くじらを立てなくなります。そこで、普段からどのようにコミュニケーションをとればよいかを確認しておきましょう。
預かってもらっているという意識を持つ
幼稚園の先生や保育園の先生にとって子どもの世話をすることは仕事です。しかし、だからといって当たり前であるという態度だけはとってはいけません。何度もいいますが先生も人間です。横柄な態度をとられれば不愉快になりますし、丁寧に接してもらえばうれしくなるものです。子どもを預かってくれている人だと認識して、最低限は丁寧に接していきましょう。
できるだけ顔を合わせるようにしていく
人は会う回数が多いほど情が湧く生き物です。そのため、何かあったときに力になってもらえるように、可能な範囲で顔を合わせていくようにしましょう。お仕事をされている方は普段の送り迎えなどをすべて行うのは難しいかもしれませんが、たまにでもよいので幼稚園まで親御さん自身が送り迎えをして担任の先生などと話すようにしておくと、何かあったときにスムーズに進みます。
問題ごと以外でも先生方に連絡を入れる
問題ごとが起こったときだけ連絡をしてくる人というのは、警戒されます。それこそ電話をかけてきただけでも今度はどうした?となってしまいます。特に普段顔を合わせる機会がない人は、そう思われることが強くなります。そのため、顔を合わせることができなくても、お礼を兼ねて連絡帳などに記載して普段からコミュニケーションをとっていきましょう。
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姪達に囲まれて生活しているライター兼編集者です。
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