イクメンブルーは甘え?!原因は男性の育児休暇取得率にあり!

男性が育休を取れるようにするには?

散歩するパパと赤ちゃん
8割近くの女性が取得できる育児休暇を、なぜ男性は取得できないのでしょうか?法的には、男女平等に取得できることになっているにも関わらずです。ここには、男性を取り巻くさまざまな事情があるようです。それを改善するにはどうすればよいのでしょうか。

一番のネックは上司や会社からの評価

日本にはまだ「男性が外で働き、女性は家を守る」という考えが根強く残っています。当人たちが「二人で家事、育児」と考えていても、周囲にそれを賛同してもらうのは難しい様です。そのため、男性が育児休暇の取得を希望した時に理解をしようとしない上司から「パタニティー・ハラスメント」を受けることもあります。まずは、会社や上層部のそういった意識を改革しないことには話は進みません。

「在宅勤務」を可能にする会社も

少人数の会社など、その人がいないと仕事が進まないという場合も育休申請しづらい理由の一つとなっています。こういった場合の対処法として、育休とまではいかなくてもフレックスタイム制や短時間勤務で対応する会社もあります。また、子どもを見ながら仕事ができる「在宅勤務」を採用する会社もあります。これらの方法は、育休中に社会から断絶された様な感覚に陥ることも防げますし、男性の精神的な負担も軽減されます。育休を取得できる方法と共に、育児をしながら仕事ができる方法も模索していく必要がありそうです。

妻が専業主婦の場合の収入面での不安

育休中は「育児休業給付金」がもらえます。育児休業給付金は育休開始から1年半後までは月給の67%、それ以降は月給の50%の支給を受けられるというものです。共働き家庭のどちらか一方や両方が育児休暇を取る分には、少し収入が減る程度のことかもしれませんが、専業主婦家庭の場合は大きな収入減となってしまいます。給付金の割合の見直しも、積極的に男性が育児休暇を取得するきっかけになりそうです。

おわりに

一見、甘えにも思われる「イクメンブルー」ですが、そこには「社会の理解」という大きな理由が潜んでいました。男性が育児をすることへの偏見がない世の中になれば、パパもママも子どもを育てやすい社会になってくれるでしょう。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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