腰座りが始まるあたりから、赤ちゃんはおもちゃを使って少しずつ一人遊びを始めます。早い赤ちゃんだと「お気に入り」のおもちゃが出てきて、引きずり回したりかんだりなめたりよだれだらけになってもなかなか離してくれないこともあります。ママたちが特に悩むのは、ぬいぐるみのお手入れではないでしょうか。そこで今回は、ぬいぐるみの衛生状態や洗い方をお伝えします。
お気に入りのぬいぐるみ…衛生面が気になる
赤ちゃんの一番のお友達、毎日を共に過ごしてくれる大切なぬいぐるみ。でもその衛生面について不安を持っているママも多いのではないでしょうか。わが子のお気に入りのぬいぐるみが今どのような状態なのか早速見てみましょう。
ぬいぐるみは水分を吸収するためカビに注意!
カビの生えたぬいぐるみ…。想像するだけでゾッとしますね。しかし、布製のぬいぐるみは、特に赤ちゃん用のものだとパイル地など水分を吸収しやすい素材であることが多く、また、内側にも吸湿性のよいワタがパンパンに詰め込まれています。ぬいぐるみは付着した水分をほとんど吸い取ってしまいますので当然カビが発生しやすくなります。
ぬいぐるみはダニのすみ家になりやすい
ダニのふんや死骸はさまざまなアレルギー疾患と密接な関係にあります。しかし、赤ちゃんの大好きなぬいぐるみには、ダニ繁殖に必要な条件が全てそろっているといっても過言ではありません。ダニは60%以上の湿度、25℃以上の温度、食べこぼしやフケ、皮膚組織などのエサ、ダニの家になる隙間のある布地を好みます。赤ちゃんのぬいぐるみにはほぼ100%ダニがすんでいます。
ぬいぐるみに付着した細菌やウイルスで感染症に
いつも仲良しお出掛けも一緒に、という赤ちゃんの大好きなぬいぐるみには、外出先などで細菌やウイルスが付着する可能性があります。また、ぬいぐるみに付着した細菌やウイルスは、すぐに死滅せずに生きたまま残っていることがあり、ぬいぐるみを介して家族間で感染が広がってしまうこともあります。ぬいぐるみにはこまめなケアが不可欠です。
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注意したいぬいぐるみお手入れのポイント
赤ちゃんのお気に入りのおもちゃが色落ちしたり壊れてしまったりしては大変なので、ぬいぐるみの手入れをする際には気をつけなければならないポイントがあります。上手に手入れをしてぬいぐるみを長持ちさせましょう。
ぬいぐるみを丸洗いできるか確認しましょう
最近は丸洗いできるぬいぐるみが多く販売されています。しかし、ほとんどのぬいぐるみには洗濯に関して表示がありません。ウールや革製品のぬいぐるみ、中綿にビーズなどを使っているぬいぐるみは丸洗いできません。また、大きすぎるぬいぐるみは中まで乾かすことが難しくカビが生えやすくなります。電池式など機械が内臓されたぬいぐるみ、色落ちしやすいぬいぐるみは家庭で洗うとトラブルになりやすいので専門のクリーニング店にお願いしましょう。
高温でダニを定期的に除去しましょう
ぬいぐるみを繰り返し水洗いすると、どうしても生地が傷んでしまいます。汚れが特に気にならない程度ならダニ退治だけ行いましょう。ダニは乾燥に弱く、また50℃以上の高温で死滅します。布団乾燥機にかける、またお天気がよければ黒いゴミ袋にぬいぐるみを入れ、よく日の当たる場所に2時間以上放置すると多くが死滅します。熱を加えたあと掃除機で吸い取ってダニの死骸を取り除きましょう。
お手入れは赤ちゃんが寝ている時がベスト!
お手入れ方法は分かっていても、赤ちゃんがぬいぐるみを片時も離さないので、適切なケアができないこともありますね。やはり赤ちゃんが寝ているうちにやってしまうのがベストです。お昼寝の時も放さない、という場合は熟睡したところでソーッと抜き出し、お手入れしてお昼寝明けのちょっと前に戻しておきましょう。また、お天気がよい日はお外遊びの前に、ベランダや庭に干して出掛ける習慣をつけておくとある程度衛生的に保つことができます。
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8歳の甘えん坊娘と2歳イヤイヤ息子のママです。読書と野外フェスとクライミングが好きです。
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