トラブルを引き起こしがちな赤ちゃんの肌。あせもやおむつかぶれなどを予防するために、よく利用されるのがベビーパウダーです。ベビーパウダーには、皮ふをサラサラに保つ作用があります。しかし、使い方を間違えてしまうと、せっかくの効果も発揮されないばかりか、赤ちゃんの肌にとって逆効果になってしまう可能性もあります。ベビーパウダーの正しい使い方を確認して、赤ちゃんの肌を健やかに保てるよう役立てていきましょう。
ベビーパウダーを使うときに注意したいこと
赤ちゃんにベビーパウダーを使うとき、どのような使い方をしているでしょうか。お風呂上がりやおむつ替えのタイミングで使うことが多いと思われますが、ベビーパウダーを使うときに、気をつけたい大切なことがあります。
ベビーパウダーは、まず肌を清潔にしてから
ベビーパウダーは清潔な状態の肌につけます。お風呂上がりやおむつ替えでお尻周りをきれいにした後など、肌をきれいにしてから使うようにしましょう。汗や汚れなどがついたままでベビーパウダーを使うと、ベビーパウダーがそれらと一緒になって肌のくぼみにたまり、雑菌を繁殖させてしまう原因になりかねません。シャワーで洗い流したり、ぬれタオルで丁寧に拭いたりして、必ず肌を清潔にした状態でベビーパウダーを使うことが大切です。パウダーをつけるパフや手も、清潔にしてからつけるようにしましょう。
乾いた状態の肌に使用することが大切
使い方でもう一つ注意したいのは、肌の水分です。ぬれた状態の肌にベビーパウダーをつけると、粉が毛穴に詰まりやすくなってします。また、水分を吸収したパウダーがダマになり、首周りや手足のくぼみの部分にたまってしまう場合もあります。肌をサラサラに保つはずが、汗が蒸発しづらくなったり炎症を引き起こしたりして、逆に肌トラブルを招くことにもなりかねません。かいた汗はもちろん、シャワーの水滴やぬれタオルの水分などもしっかりと乾かした状態でベビーパウダーを使うようにしましょう。
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使い方のコツは?どこにどうやってぬるの?
ベビーパウダーを使うとき、1回にどれくらいの量を使っているでしょうか。赤ちゃんの肌にパウダーをぬるとき、付属のパフを使っていますか?パウダーを手にとってぬっていますか?いずれの方法でも大丈夫なのですが、つけ方には注意が必要です。次はベビーパウダーの適量と正しいつけ方についてみていきましょう。
どのくらい使う?ベビーパウダーの適量は?
肌をサラサラに保つには、ベビーパウダーの量も重要です。肌が真っ白になってしまうようではつけ過ぎ。逆に肌にトラブルを招く原因になりかねません。特に首周りや手足などのくびれたところは余分な粉がたまりやすく、汗などの湿り気を帯びてダマになり、雑菌が繁殖して肌に炎症を起こすことがあります。ベビーパウダーをぬった部分に触れたときに、手に粉がほとんどつかないくらいの量に留めましょう。適量は、肌がうっすらと白くなる程度が目安です。
つけ方のコツは、ゆっくりと肌に置くこと
活発に動く赤ちゃんに手早くぬろうとすると、つい手が大きく早く動いてしまいますが、つけるときはそっと、ゆっくりつけるようにすることが大切です。特にパフでつける場合、ついパタパタとはたくようにしてしまいがちです。しかし、ベビーパウダーをはたいてつけると粉が舞い上がりやすくなります。もし赤ちゃんが粉を鼻や口から吸い込んでしまったら、ぜんそくなどの呼吸器系疾患につながってしまうことも考えられます。ベビーパウダーをつけるときは、まずパフや手に取り、もむようにしてすり合わせ、赤ちゃんの肌にそっと置くようにしてゆっくりとやさしくぬっていくようにしましょう。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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