生まれてからしばらくねんねの時期が続く赤ちゃんですが、3カ月を過ぎると昼間の起きている時間がだんだん長くなってきて、遊びを始めるようになります。親子でスキンシップやコミュニケーションを楽しみながら赤ちゃんにさまざまな刺激を与えることで、発達を促す効果もありますよ。今回は、生後3カ月からできる赤ちゃんとの遊び方についてご紹介いたします。
生後3カ月の赤ちゃんの発育・発達
それでは始めに、生後3カ月の赤ちゃんの発育や発達についてみていきましょう。生後3カ月は赤ちゃんの発達において節目にあたる時期です。首が徐々にすわり始め、快や不快といった感情が生まれ、視力もどんどんよくなってきます。
生後3カ月は徐々に首がすわり始める
生後3カ月は、個人差はありますが赤ちゃんの首がすわり始める時期です。まず赤ちゃんの体をお座りの状態にして優しく支えてあげましょう。この時に首がガクっと前に倒れてこなければ、首すわりが完成している証拠です。またはうつぶせに寝かせてあげて、自分で頭を持ち上げてくることができれば同様に首すわりが完成しているといえます。
生後3カ月は視力がよくなってくる
生後3カ月の赤ちゃんは視力がよくなってきているので、目の前にある動いているものをはっきり見ることができます。おもちゃを顔の近くに近づけて左右に振ってみると「追視」と呼ばれる動くものを目で追う動作が見られるようになり、頭もその方向に動かすことができるようになります。色についても赤、そして青・黄色といった原色の判別もできるようになります。
生後3カ月は感情が生まれてくる
生後3カ月は感情が生まれてくる時期です。あやすとよく笑い、表情も豊かになり、話しかけると「アーウー」などの喃語(なんご)を出して喜ぶようになります。不快や苦痛といった感情も生まれ、気に入らないことに対しては泣いたりぐずったり、そっくり返って嫌がったりという怒りを示すようになります。周囲への意識・関心が高まり、抱っこして歩くとキョロキョロとあたりを見回します。
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生後3カ月の赤ちゃんとの触れ合い遊び
生後3カ月の赤ちゃんとスキンシップやコミュニケーションをとって積極的に遊んでみましょう。赤ちゃんは大好きなママの声を聞きながら体に触れられる気持ちよさを覚えることができます。ここでは赤ちゃんの体に触れながら楽しく遊ぶ方法をご紹介いたします。
ママの声とともに赤ちゃんの手足を動かす遊び
ママが好きな曲を歌いながら、赤ちゃんの手や足を優しく動かしてあげましょう。「これはおててだよー」「これはあんよだねー」など、声をかけながら動かしてあげるのもよいですね。リズムに合わせて「いちに、いちに」と足を上下にあげたりさげたりするのも足の運動になりおすすめです。こうすることで、ママの優しい声とともに体に触れられる心地よさを教えてあげられます。
お着替え時に お口でブー遊び
お着替えの時におすすめなのが、裸の赤ちゃんのおなかや背中に口でブーっとする遊びです。ただ淡々と着替えさせるのではなく、声をかけてあげながら口でブーっとしてあげると赤ちゃんの体へのよい刺激となります。さまざまな刺激は健やかな脳の発達につながりますので、なるべく声をかけて体に触れてどんどん刺激を与えてあげてください。
体を指で登ってこちょこちょ遊び
赤ちゃんのつま先からママの人さし指と中指で体をてくてくと登っていきます。この時「〇〇ちゃんの体をてくてく登っていくよー」など、優しく声をかけながら遊んであげてください。頭の先まで登ったらまた体を降りてきて、おなかや背中のあたりで「こちょこちょこちょー」といって少しくすぐってあげます。ママの声と楽しい体への刺激を喜んでくれること間違いなしの遊びです。
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二人の男の子の母です。もともと野球ファンでしたが、今は息子の影響ですっかりサッカー狂になりました。
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