本番当日は子どもの緊張とうまく付き合って
本番当日、あとは今までの練習や勉強の成果を出すだけです。そのためには、当日の朝もコンディションを整える工夫を。一番の敵は「緊張する心」です。
この「緊張する心」をどうやって落ち着かせるのかが問題です。親もいっしょに緊張でガチガチにならないように気をつけましょう
いつも通りの朝を過ごしてリラックス
家を出る時間によりますが、可能ならなるべくいつもと同じ時間に起床します。朝食もいつも通りに。気合を入れて作りすぎると、消化に時間がかかってお腹がもたれてしまうかも。
もし、本番前にお腹がすくかもしれない場合は、おにぎりや栄養補助食品のゼリーやクッキーなどを持たせると安心です。
そして、ストレッチや散歩などで軽く体を動かしたり、試験前なら簡単な計算問題などをしたりして、準備運動を。会場までの移動時間は、好きな音楽を聴く、親子で楽しい会話をするなどして、親子共にリラックスしましょう。
「緊張」より大切なことに意識を向けさせる
緊張しないことは不可能です。緊張は「苦手なことが上手くできるだろうか」といった不安が生み出します。逆に言うと、自分の弱点がわかっているということ。では、その「苦手なこと」の克服が必要となりますね。
大切なのは「緊張する心」ではなく、「不安要素をなくしておくこと」なのです。スポーツや芸術系ならば、コーチや先生に苦手なことの相談をしてみる、最終チェックをしてもらうなどすると不安が減ります。
勉強であれば、直前に参考書などで苦手単元の見直しをしておくといいですね。「不安な要素」と向き合ううちに、「緊張する心」は横の方に追いやられているはずです。
おわりに
子どもが本番に本領発揮できるよう、ついつい技術など内容のことにも口出しをしてしまいがちですが、そこはコーチたちに任せて。子どもの身体と精神のコンディションを整えてあげられるのは、子どものことをずっと見守り続けている親しかしません。
子どもが生き生きと本番に挑めるように、常日頃からコンディションの調整を心がけたいものです。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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