「私もお手伝いする!」と言われて「そんなこと言うようになったの?!」と驚くやら、うれしいやら思う反面、実際やらせてみると、危なっかしくてひやひやした経験はありませんか?特に包丁を使ったり、火を使ったりする台所のお手伝いは、危険もいっぱいですね。でも、そんなことほどやりたくて仕方ない子どもたち…。包丁や火を使うお手伝いは、いつからOKなのか、考えてみましょう。
ますは年齢ごとの発達段階とできることを知る
お手伝いをさせるには、「やりたい」という気持ちを大事にしてあげたいですが、「できる」ことをしっかりと把握することも大切です。それぞれの年齢でどれくらい心や体が発達していて、何ができるのか、確認してみましょう。
手や指の力が弱く、道具はまだまだ、1~2歳
まだまだ手や指の力が弱く、細かい作業は苦手です。「お手伝いしたい!」と言ったら、安全なことから一緒に作業を行うことをおすすめします。道具を使ってお手伝いをするのは難しいので、おはしを並べるとか、おしょうゆ差しを持ってくるといったことから始めてみてください。包丁や火を使うお手伝いはもっと先です。ひとりでは絶対にさわらないということを伝えていく必要があります。
道具を使った簡単な作業ができるようになる、3~4歳
手指が発達してくるため、道具を使った作業ができるようになります。お手伝いでは、泡だて器で混ぜる、食器を洗うということができるようになるでしょう。道具がうまく使えるようなら、ピーラーがそろそろ使える子どもも出てくる頃です。ことばもたくさん覚え、理解もおしゃべりもできるようになってきますから、お手伝いの手順や約束を作ってもいいかもしれません。
手先も器用になり、危険も十分に理解できる5~6歳
手や指の力もあり、器用に作業ができるようになります。また、ちょっと複雑に道具を使いこなせるようにもなってきて、お手伝いをしてもずいぶんとたのもしくなってくるのがこの頃です。また、危険なことや気を付けることをことばで十分に理解できるようになってきます。フライパンで炒めているときに混ぜる、柔らかいものを包丁で切るといったとお手伝いも少しずつ始められるでしょう。
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危険をしっかりと理解できたらOK
子どもは知識や経験が少ないので、危険を理解させた上でお手伝いをさせる必要があります。そうでないと、思わぬ事故につながりかねません。「やりたい!」という声が聞こえてくるようになったら、お手伝いを開始する前にどんなことを理解させたらよいのか考えてみましょう。
体を傷つける危険があるという理解はOK?
包丁でトントントンと、調子よく野菜を切っていたり、ウインナーでタコやカニといった飾り切りをしたりしているママを見ていると、子どもは「やってみたい!」と思います。もちろん、包丁をしっかりと使いこなすことも覚えてほしいものですが、同時に体を傷つける可能性があるということをしっかり理解させましょう。誤って手を切ってしまわない使い方のほかに、決して人に向けないことを約束させてください。
やけどや火事の危険もあるという理解はOK?
火を使う際の危険というと「やけど」が思い浮かびますね。痛い思いをしたり、跡が残ったりするのは避けたいものです。それに加えて、火事の危険も十分に理解しているか確認しましょう。火は便利で、おいしい料理を作ることができるけれど、こわい一面もあり、ひとりの時には絶対にガスコンロなどに近づかないことを教えてください。
お手伝いには段階があるというママの理解はOK?
手先が器用になってきて、ちょっとしたお手伝いをしてくれるようになると、ママもついつい、いろいろとお願いしたい気持ちになってしまうこともあるでしょう。年齢によって、これくらいのことができるという目安はありますが、できること・できないことは、個人差が大きいものです。また、お手伝いの経験がないと、初めはなかなかうまくできません。子どもの様子を見ながら、お手伝いにも段階があることをママも理解しましょう。
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高1と中1の女の子のママです。2歳の甥がかわい過ぎて「オババカ」してます。
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