「子どもと連絡を取るため」や「周りの子も持っているから」などの理由で、最近では子どもが小さな頃からスマホを持たせているという家庭も少なくないのではないでしょうか?ですが、子どもがスマホに熱中し過ぎてしまったり、違法なサイトなどにアクセスしたりと、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
今回はネットの危険から子どもを守るために、スマホ使用に制限をかけるフィルタリングアプリについて、ご紹介します。
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フィルタリングの重要性について
2018年より18歳未満の青少年が携帯を契約する際は、店頭でフィルタリングを設定することが義務付けられました。
子どものスマホにフィルタリングをかけること自体、抵抗を感じる親もいるかもしれませんが、スマホは便利なだけではなく、たくさんの危険性もはらんでいます。
アダルトサイトなどにより間違った性知識を覚える
子どもがネットを利用する上で心配されることの代表例は、アダルトサイトの利用でしょう。特に、思春期の子どもは強く興味の対象になるものですが、こうしたアダルトサイトによって誤った性知識を覚えてしまうことがあり、不順異性交遊などのトラブルに発展してしまうこともあり得ます。また、出会い系サイトによって危険な人物と知り合い、事件に発展してしまうこともないとは言いきれません。現代では昔に比べて、アダルト関係のネット広告も、スマホに頻繁に表示されるようになりましたので、特に気を付けたい問題のひとつですね。
ワンクリック詐欺などで金銭トラブルに
アダルトサイトなどの利用によって起こるトラブルに、リンクやバナーなどをクリックした際に「入会手続きが完了しました。年会費として〇日までに〇万円を指定の口座にお支払いください」などという画面が表示される、ワンクリック詐欺に遭ってしまうこともあります。
また知らないうちにゲームの課金をしてしまい、多額の請求がきたということもあるでしょう。
個人情報の流出などによるトラブル
出会い系サイトなどで相手とやり取りしているうちに、自分の顔写真を相手に送ってしまったり、住所などを伝えてしまったりする子どももいます。軽い気持ちで個人情報をネットに流出してしまうと、誰かに悪用される可能性があり危険です。個人情報が流出したことで住所を特定され、悪質なイタズラをされるようになったという例もあります。ネットを利用する上で最も避けたいトラブルだと言えるでしょう。
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携帯大手3社のあんしんフィルター
携帯会社大手3社のdocomo、au、ソフトバンクのスマホをお持ちの場合は、「あんしんフィルター」を設定できます。
以前はそれぞれの企業ごとに名称が違うフィルタリングサービスを提供していましたが、2017年に名称が統一され分かりやすくなりました。
どんな特徴があるのか、詳しくみてみましょう。
あんしんフィルターは無料
あんしんフィルターは無料でサービスを受けることが可能ですが、申し込みが必要。子どものスマホを契約する際に店頭で申し込むか、webでの申し込みになります。
各社のフィルタリングは「あんしんフィルター for 〇〇」と最後にキャリア名が入っています。
- あんしんフィルター for docomo
- あんしんフィルター for au
- あんしんフィルター for Softbank
他にもUQ、ワイモバイルも同様のサービスがありますよ。楽天モバイルのみ「i-フィルター forマルチデバイス」という名称で月額366円必要になるので注意しましょう。
あんしんフィルターでできること
あんしんフィルターでは主に以下の設定ができます。
- 利用時間の設定
- ウェブ閲覧の制御
- SNSの制限
- 利用状況の確認
- エリア検索
あんしんフィルターは4段階設定
フィルターのレベルは「小学生・中学生・高校生・高校生プラス」の4段階から設定できます。キャリア会社によって初期設定が違うので、最初に確認しておきましょう。
また使いたいサイトやアプリは個別に利用できるよう、保護者がカスタマイズも行えます。設定変更はパスワードが必要になるので、子どもが勝手に変えることはできません。
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おすすめフィルタリングアプリ
フィルタリングをかけることは義務付けされていますが、大手キャリアの「あんしんフィルター」以外でもOKです。その場合、自分で他のフィルタリングアプリを検索し、ダウンロードして設定しましょう。最後にあんしんフィルター以外のフィルタリングアプリをご紹介します。
i-フィルター
i-フィルターは有料のフィルタリングアプリ。見ても良いページ、見てはいけないページをフィルタリングする機能はもちろんのこと、リモート管理機能によって子どものスマホの利用状況を確認することができます。子どもが危険なサイトを閲覧しようとしていたら、ブロックすることもできますので安心ですね。
また、子どもの方からブロックの解除申請を行うこともできるため、子どもの意思も尊重できます。
利用時間帯の設定もできるので、使い過ぎ防止に役立ちます。
ファミリーリンク
ファミリーリンクはGoogleが提供するアプリで、保護者のデバイスから子どもの使用状況を管理できます。
具体的には
- アプリの管理
- 位置情報確認
- 利用時間管理
- サイトブロック
等の操作が可能。アクティビティレポートではアプリの利用時間などが分かります。こちらのダウンロードや利用は無料です。
iPhone本体の制限機能
お子さんがiPhoneでしたら、iPhone本体の機能として「ペアレントコントロール」が使用できます。webコンテンツの制限やアプリなどの購入制限、スクリーンタイムなどが設定可能。
おわりに
スマホは便利ではありますが、危険なサイトなども中にはあるというのが現状です。そのようなサイトに子どもが引っ掛かってしまわないように、親はしっかりと管理して守る必要があります。またフィルタリング任せにせず、お子さんにもしっかりとスマホのデメリットな部分を教えることも大切です。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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