スマホは何歳から持たせる? 今どきの子どもたちのスマホ事情

子どもと携帯
スマホの普及率があがり、スマホを持っている小学生を見かけることが多くなってきました。今どきの子どもたちはいつからスマホを持っているのでしょう。また、何歳から持たせるのがベストなのか?周りが持っているからと言って持たせてよいのか?トラブルに巻き込まれる危険はないのか?持たせるときに気を付けるポイントなど、今回は子どものスマホデビューについて一緒に考えてみましょう。

スマホをいつから持たせたい?

スマホをみる親子
子どもがスマホを持ちたいと言ってきたら、どうしてあげるのがいいのでしょうか。スマホは携帯電話より性能が高度になり、「携帯できるパソコン」とも言われています。しかし、インターネットの利用が簡単なことから会員制交流サイト(SNS)、LINEなどでいじめの原因になる危険性ももちあわせています。では、子どもたちは何歳からなら安全にスマホを使用することができるのでしょうか。

小学生から使い方を理解できる?

両親が共働きであったり、習い事で遅くなったりすることが多いと、小学生でもスマホを持たせることは一般的ですね。災害時に電話回線がつながらないときは、ネット回線を使って位置情報発信をしたり、SNSで連絡を取り合ったりすることが可能です。そのため小学生でもスマホを持たせたいという家庭もあるでしょう。しかし低学年のうちは、スマホの使い方を十分に理解できず、気が付かないうちに有料サイトへとんでしまうなどの危険があります。

内閣府が平成29年2月に出した青少年のインターネット利用環境実態調査報告では、小学生のスマホ所持率は27%で、小学生の約3割がスマホを持っています。中学生のスマホ所持率51・7%と比べると、小学生で持たせるのはまだ早いと考える方が多いようです。「みんなが持っているから」「仲間外れになるから」といった理由でスマホを買い与えるのはやめた方がよいでしょう。スマホデビューの際は慎重に話し合うことが大切です。

中学生から持たせたらトラブルの原因になる?

中学に進級するとスマホを持っている友達が増えて、持っていないと仲間外れにされるのではないか心配になるご家庭も多いでしょう。さらに「部活の連絡がメールでくる」、「行動範囲が広がり連絡をとるのに便利」など、持たせるのに賛成の意見もあります。しかし、ゲームやネットが面白くて依存しがちになり、勉強がおろそかになる、心身ともに未熟なためトラブルがおこるなどの心配もあります。
ネットは現実から切り離された場所ではありません。そこは現実世界の延長であり、社会的なコミュニケーション能力に加えてネットリテラシー(情報ネットワークを正しく利用できる能力)が必要な場所です。中学生になったから持たせるのではなく、親と一緒にネットを利用することからはじめて、徐々に常識や注意すべきことを身につけていくことが大切です。

合わせて読みたい

気がついたら課金額が!?子どもにしっかり話しておきたい、ゲームをする時の約束ごと
気がついたら課金額が!?子どもにしっかり話しておきたい、ゲームをする時の約束ごと
今や携帯ゲーム機やテレビゲーム機は、子どもがいるどこの家庭にも1台はあると言われています。携帯電話でできるゲームは、さらに手軽なものです...

子どもにスマホを持たせるメリットとデメリット

写真を撮る子ども
ネットには情報があふれ、誰もが発信することができる世の中です。中には間違った情報もあります。スマホは便利な半面、利用方法をあやまるとトラブルの危険性もあります。子どもにスマホを持たせるメリットとデメリットをまとめました。

子どもにスマホを持たせるメリット

一番のメリットは子どもとの連絡手段です。通話はもちろんのこと、災害の際は電話がつながりにくく、会員制交流サイト(SNS)などで緊急連絡がとれるのは大変便利です。友達同士のコミュニケーションツールとしても、LINEのグループトークが使われるなど、持っていると話題に乗り遅れません。
また家族でLINEのグループを作れば、仕事で忙しいパパともコミュニケーションがとりやすくなるでしょう。

子どもにスマホを持たせるデメリット

スマホは依存性が高く、スマホ中毒になることもあります。ブルーライトは不眠の原因になり、目が悪くなる可能性もあります。安易にSNSを利用することで個人情報が流出してしまったり、書き込みにより嫌な思いをしたり、悪い事件に巻き込まれないかも心配です。LINEグループで仲間外れにされる「LINEいじめ」もあるようです。ゲームの課金により高額請求になるのも避けたいですね。

【子どものスマホトラブル】

実際にあった子どものスマホトラブル。子どもにスマホを持たせることが不安になってしまうかもしれません。

ケース1

男子生徒が校内で女子生徒をスマホで隠し撮り。その後だまってツイッターに女子生徒の画像をアップ。被害にあった女子生徒の親は激怒して学校にクレーム!男子生徒の親も交えて修羅場と化す。

ケース2

AくんがBくんになりすましてLINEのタイムラインにCくんの悪口をアップ。外からはBくんがやったことだと思われていたが、問題になったとたんにAくんがタイムラインを削除したので誰がやったかという証拠は残らず。Aくんからの謝罪は一切なし。

合わせて読みたい

ハマり過ぎは禁物!お子さんをゲーム依存にしない三つの方法
ハマり過ぎは禁物!お子さんをゲーム依存にしない三つの方法
子供の身近な遊び道具のひとつとして与えられるゲームですが、その裏でゲーム依存症という言葉があります。ゲーム依存症とは、どの程度のもの...

この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。

コメント
購読はいいねが便利です!
スマホは何歳から持たせる? 今どきの子どもたちのスマホ事情
この記事をお届けした
たまGoo! - 妊活・妊娠・出産・育児の応援サイトの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!

良ければシェアをお願いします。

アプリで
たまGoo! がもっと便利に

iPhone,AndroidのアプリでたまGoo!が便利に。

たまGoo!が便利なアプリになりました。
ちょっとした時間にチェック、電車の中でもサクサク快適。
たまGoo!をより近くに感じてください!

トップへ戻る