登下校中に地震が起こったときの最善な行動
登下校中に地震が起こったとき、冷静さを取り戻すまでの数分がとても重要です。最後に、地震発生直後の最善な行動を三つ紹介します。大人ができる事前の対処をしつつ、登下校中に地震が起こったときの最善な行動を子どもにしっかりと伝えておきましょう。
親も子も自分の身の安全を第一に考える
大きな地震が起こると、親は子どもを心配し、子どもは親を心配します。心配するあまり、冷静さをなくして危険な行動をとってしまうこともあるのです。地震直後は、街も人も混乱しますが、しばらくすると落ち着きを取り戻していきます。一人一人が自分の身を守っていれば、いずれ会うことはできるのです。親が子どもに「地震が起きたらママはきちんと自分の身を守るから大丈夫だよ」と伝えておくと、子どもも落ち着いて行動することができるのではないでしょうか。
ランドセルやバッグで頭を守りしゃがむ
子どもは、地震に気がついても、すぐにとるべき行動がひらめかないかもしれません。登下校中は、上からの落下物から頭を守る必要があります。子どもには、とにかく登下校中に地震が起こったら「ランドセルを頭にのせてしゃがみなさい」と教えておくと、どこにいても最初の一歩を踏み出すことが可能です。しゃがみながら周囲の状況をみて、次にとるべき行動を考えることができます。
助けを求めて安全な場所に避難する
地震がおさまったら、安全な場所に避難します。「安全な場所」は、いつも同じ場所とは限りません。子どもに「登下校中に地震が起きたら小学校に行きなさい」と教えておくと、途中の道で火災が発生していたとしても、子どもは小学校を目指してしまうものです。「安全な場所」は、いくつか伝え臨機応変に選べるようにしておくといいでしょう。子どもだけで判断がつかないときには、大人に助けを求めることも最善な行動のひとつです。子どもは人に助けを求めることを恥ずかしいことと思っていることがあります。「助けてください」ということは、恥ずかしいことではないということも伝えておくといいのではないでしょうか。
おわりに
大きな地震は必ずやってくるといわれています。そして、実際に登下校中に大きな地震は起こっているのです。最善な行動は、地震が終わってから気がつくことがほとんどかもしれません。すでに起きた地震や災害から学び「危険の少ない通学路にしていくこと」「子どもに自分の身を守る大切さ」を伝えることが最善な行動につながっていくのではないでしょうか。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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