子どもが家出したら親が取るべき対応は?
わが子が家出したら、どうしようとパニックになりますよね。しかし、少しでも早く子どもを見つけるためにも、冷静に取るべき対応をすることが大切です。最後に、子どもが家出したときに親が取るべき対応をまとめました。
子どもの携帯にひたすら電話をかける
子どもが携帯を持っている場合は、すぐに電話をかけましょう。もしつながればどこにいるのかを聞き、すぐに迎えに行けます。もしすぐに出なかったとしても、根気強く何度もかけましょう。最初は出なくても、後ろめたくなって何回かかけてからやっと出るというパターンもあります。電話がつながったとき、厳しく責めると家に戻ってこなくなるかもしれないので、「つながって良かった」と無事でいることが分かり安心していることを伝えるのがおすすめです。
スマホやパソコンの履歴を調べる
家出をしたときは、スマホやパソコンの情報が重要な手がかりになります。もし子どもがパソコンを使うことが多いときは、履歴を調べて何か行き先の手がかりがないか探しましょう。スマホは本人が持ち出していると思いますが、電話の履歴を契約会社に開示してもらうことで手がかりをつかめることもあります。
警察に行方不明者届を出して協力してもらう
一通り探しても見つからないときは、警察に行方不明者届を出しましょう。犯罪に巻き込まれて子どもが危ない目に遭う前に、プロの力を借りることが大切です。しかし、事件性が低いなど状況によっては積極的に捜査をしてもらえないこともあります。ただし、行方不明者の情報が周りの警察に共有されることでパトロール中の警官が発見するということもあり得るので、届けを出す効果はあります。
おわりに
子どもが家出したとき、保護者はパニックになってしまいます。しかし、冷静になって仲の良い友達の家や周辺のお店などを探せば、きっと子どもの居場所を突き止められます。ただし、犯罪に巻き込まれている可能性も否定できないので、困ったときは警察に行方不明者届を出すことで、協力してもらいましょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。