もう手がつけられない!小学生の子どものかんしゃく、どう対処すればいいの?

子どものかんしゃく
電車の中やスーパーマーケットなど、公共の場で子どもがかんしゃくを起こして困ってしまった経験はありませんか?子どもが小さい頃には、誰しも一度や二度は経験があるもので、周囲も「大変ね」と理解してくれます。でも、小学生のかんしゃくとなると、少し事情は変わってきます。親としても、「話せばわかる年ごろなのに」と心配になりますね。小学生の子どものかんしゃくには、どう対処していけばいいのでしょうか。

小学生のかんしゃくの原因は?

悩む男の子
子どもは、2~3歳頃にイヤイヤ期といわれる成長期を迎えます。なんでも自分でやってみたくなるこの時期は、「やりたいこと」と「できること」の差が大きく、かんしゃくを起こしがちです。ところが、小学生のかんしゃくはもう少し複雑で、心の状態が関係していることが多いようです。

感情を言葉で表現できない

小学生になると、身体能力も発達し、たいていのことはひとりでできるようになります。しかし、身体は大きくなっても心は未熟な状態。自分の感情を、受け止めることが難しいときがあります。人の認知能力は言語と関係が深く、言葉で説明がつかない感情や名前のない情動は、「なんだかよくわからないもの」としてしか捉えられず、混乱を招きます。大人でも「なんだかモヤモヤする」としかいいようのない感情を持つことがありますね。小学生は、語彙(ごい)も少なく、さまざまな感情を味わった経験値も低いため、気持ちを言葉で表現することが難しい場合が多いのです。そのフラストレーションが、かんしゃくとなって現れます。かんしゃくを起こしているからといって、怒っているとか、イライラしているとは限りません。「寂しい」「つらい」という気持ちが伝わらず、泣き叫んだり暴れたりする形で発露していることもあります。

日常的なストレス

乳幼児の頃とは違い、学校にあがると日常的なストレスが増えてきます。家庭という小さな社会から、幼稚園、保育所などの集団生活を経て、学校へ通うわけですが、これまでとの決定的な違いは「評価」があることです。もちろん、幼い頃にもさまざまな形の評価があったのですが、学校ではテストや通知表など、より具体化された評価にさらされることになります。教師や周囲の大人の「声かけ」次第で、よくも悪くも評価はモチベーションにつながりますから、評価すること自体は悪いことではありません。しかし、ありのままの子どもを受け入れるという意味での「認める」行為がないと、小さなストレスが積もり積もって、ささいなできごとで感情が爆発してしまうことになりかねません。

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子どものかんしゃくにどう対処する?

家族でくつろぐ
かんしゃくを起こしている子どもは、自分でも感情をコントロールできずにパニックになっているのです。それを、大人が怒鳴りつけたり、叱ったりして静かにさせようとしても逆効果です。まずは、自分の気持ちを冷静に保つ努力をしてください。かんしゃくは永遠に続くわけではなく、誰かに直接危害を与えているわけでもありません。子どもと自分しかいない場所にいるつもりで、子どもの心に向き合ってみましょう。

気持ちに寄り添い共感を示す

かんしゃくを起こすには、子どもなりの理由が必ずあります。かんしゃく前の行動をよく思い出して、子どもの気持ちを推測し、言葉にして共感を示してあげてください。「お兄ちゃんに意地悪をいわれて嫌だったね」「自分で持ちたかったけれどできなかったのが悔しかったんだね」など、子どもが「わかってくれた」と感じるまで、気持ちをくみ取って語りかけます。もちろん、「泣かないでいいよ」となだめながら、暴れているようならそれを受け止めながらの声かけになりますから、親の方にも大変なパワーが必要です。たたいたり蹴ったりされるときは、無理に拘束せずに黙って見ている時間を持ってもかまいません。ただ、目をそらして無視してはいけません。「見守ってじっと待つ」姿勢を維持してください。ため息や嫌みな態度も禁物です。自分の感情が爆発しているとき、そうされたら余計にカーッとなりますよね。

親子でリラックスする時間を作る

かんしゃくを起こすときは、ささいなことがきっかけになっていることが多いようです。普段ならなんでもなく流せることが、怒りに火をつけたり、自分の気持ちをとっさに処理できず、わけもなく悲しくなったりすることが、かんしゃくの引き金になります。こうした感情の起伏は、大人にも経験があるのではないでしょうか。大人はかんしゃくを起こさずに感情を処理できますが、子どもはこうした能力が未熟なのです。疲れがたまりがちな週の半ばや、週末のお休みには意識して親子でリラックスする時間を作ることをおすすめします。現代の小学生は、習い事や塾でスケジュールが過密状態にある子どもが少なくありません。音楽を聴いたり、公園を散歩したり、子どもにも余暇を楽しみ、自由に休む権利があります。ぼんやりと心を休ませる時間も大切です。

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