子どもと確認!デジタルタトゥーの予防ポイント
では、デジタルタトゥーを予防するには、どうすればよいのでしょうか?正しい行動を心がける以外にも、いくつか気を付けたいポイントがあります。以下に、子どもと一緒に確認したい、デジタルタトゥーの予防ポイントをお伝えします。
社会や世の中に迷惑な行動をしない
第一に考えられるのは、社会や世の中に対して迷惑な行動をしないということです。本人たちが動画や写真を撮影していなくとも、どこで誰が見ているか分かりません。そのため、動画を撮っていないからよいというような気持ちで迷惑行為をすると、思わぬところから動画が撮影されてデジタルタトゥーになってしまう可能性があるのです。最初からこういった迷惑な行動をしないように心がけましょう。
倫理道徳に反する行動をしない
倫理道徳に反する行動をしないというのも重要なポイントです。つい夏休みや冬休みなど長期休暇の時にはテンションが上がってしまい、ハメを外した行動に出てしまいがちです。例えば、未成年の飲酒などがそれにあたります。ただし、こういった行動も全て証拠となってしまい、インターネット上に拡散されると一生の傷になってしまうことも十分に考えられます。そのため、倫理道徳に反する行動しないように、常日頃から注意徹底をしておくというのが重要です。
世界中に拡散されるリベンジポルノに気を付ける
残念ながら、リベンジポルノという存在が、最近は脅威となりつつあります。恋人との「極めてプライベートで、他人に見られるべきでない行為の写真や動画」が、別れた際にリベンジとして世界中のアダルトサイトなどに拡散されるケースがあります。こういった写真や動画を撮らせない、撮らないということも重要です。また、動画や写真の性質上、一度インターネット上に拡散されると消去するのは極めて難しく、文字通り一生残る傷になる可能性もありますので、取り返しがつかないことになる前に一度、親子でこういった話もしておくとよいでしょう。
おわりに
一生消えないデジタルタトゥー。予防法は、デジタルタトゥーになるようなものを作らない、作らせないということに限ります。親子で少し話しづらいトピックになるかもしれませんが、一度子どもと話をしておくとよいでしょう。子どもに一生残るタトゥーを残さないためにも、パパやママがまずはデジタルタトゥーの危険性について理解しましょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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