子どもは、すぐに興味の対象を別のものに移してしまいがちです。しかも、別のものに集中したら、今まで遊んでいたおもちゃは出しっぱなしということがよくあります。小さなうちにお片付けの習慣を付けなければ、大きくなっても整理整頓ができなくなるかもしれません。ここでは、子どもにお片付けの習慣を付けさせるためにすること、やってはいけないことを紹介します。
片付けの習慣付けるのにしてはダメなこと
せっかく、親が片付けの習慣を付けさせるための努力をしても、子どもが嫌な気持ちになって逆効果になることもあります。そうならないためにも、子どもに片付けの習慣を付けさせるために「してはダメなこと」を知っておきましょう。
子どもを怒るときタイミングがバラバラ
片付けの習慣を付けさせるため最もしてはいけないことが、怒るときのタイミングがバラバラなことです。例えば、機嫌が良いときは怒らず、機嫌が悪いときは怒るということはないでしょうか。親も人間なので仕方がないことではありますが、子どもにしてみれば「前は怒られなかったのに、なぜ今回だけ怒られるのかわからない」という思いが起こります。納得しないまま、片付けをすることが続けば、親に怒られたときのみ片付けをするようになってしまいます。そうならないためにも、気分によって怒るタイミングを変えないように心がけましょう。
遊び終われば片付けるというルールはなし
親が家事などをしているときに、つい子どもに言ってしまうのが「遊び終われば片付けなさい」という言葉です。しかし、家事が終わって子ども部屋に来てみると、全然片付いていないということも多いでしょう。実は、小さな子どもにとっての「遊びの終わり」と、大人にとっての「遊びの終わり」は違うことが多いです。
例えば、今やっている遊びから他の遊びに移っても、今やっている遊びは終わりではありません。他の遊びをしている間も前の遊びは続いているので、まだ片付けするときでないと判断してしまいます。遊び終われば片付けるというルールはなしにしましょう。
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片付けの習慣を付けるためにするべきこと
今までは、片付けの習慣を付けるのに、してはダメなことを見てきました。ここからは、片付けの習慣を付けるためにすべきことを見ていきましょう。実は、片付けの習慣を付けるためにするべきことは、シンプルな二つのことだけです。そのシンプルな二つのことができるかどうかで、片付けが習慣化するかどうかが決まります。
片付けを習慣化するにはルールを決める
子どもに片付けを習慣化させるためには、子どもを親の気分によってランダムに怒ってはいけません。まずはルールを決めることから始めます。ルールはシンプルな方が良いです。例えば、「遊ぶ時間は何時まで」といったルールや「食事をする前まで」など、「何々する前まで遊ぶ」という明確なルールを作ります。そして、ルール通りの時間が来たら、必ず片付けをします。時間がたつのを忘れる子には、「何時まで」といったルールではなく、「食事をする前まで遊ぶ」など、ルールはその子に合ったもので良いです。まずはルールを決めましょう。
片付けを習慣化するためにルールの徹底化をする
片付けを習慣化させるためのルールを決めたら、次はそのルールの徹底化を行います。このルールの徹底化は子どもだけではありません。親もルールを守る必要があります。家事や仕事で疲れているときは、ルールで決めた時間を過ぎて遊んでいるのがわかっていながらも、そのまま放っておくことがあります。そのことが繰り返されると、ルールはあって無いようなものになってしまい、そこまで習慣化していたものが、また一からやり直しになります。子どもに片付けを習慣化することは、親もその徹底して見守ることを意味します。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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