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落ち着きがない子どもにとらせたい栄養素
先にも述べましたが、落ち着きがない子どもにぜひともとってほしい栄養素があります。それらの栄養素を摂取することにより、どんな効果があるのでしょうか。
落ち着きがない子どもには「ミネラル」を
怒りっぽい人に「カルシウムが不足しているよ!」ということがありますよね。イライラや落ち着きに影響するのがミネラルだといわれ、体の機能の維持や調整という重要な役割があります。子どもの食事で特に意識したいのが、マグネシウムと亜鉛です。骨の成長にはカルシウムが重要ですが、十分にカルシウムを働かせるためにはマグネシウムが重要とされ、また亜鉛は、脳の発達に重要だといわれています。
体内で作り出すことができないミネラルは、食事からとる必要があります。ミネラルを多く含む自然塩や天然だし、ひじきやわかめなどの海藻、大根のような根菜類は積極的に献立に取り入れていきましょう。
脳の発達と落ち着きに重要なオメガ3
次に食事の参考にしたいのが、「オメガ3」。オメガ3とはドコサヘキサエン酸(DHA)、EPA、アルファリノレン酸のことを指し、不飽和脂肪酸といわれる良質の脂質です。脳内の神経細胞をしっかりと働かせ、情報伝達をスムーズにするため、記憶力や読解力といった学習力を向上させるといわれています。また、精神面にも良い影響があり、反抗的な態度や多動、攻撃性が改善され、情緒面も安定するとされています。オメガ3を多く含む食品といえば青魚、特にアジ、イワシ、サバが代表格で、他にマニ油やエゴマ油にも多く含まれているので、ドレッシング代わりに食べるのもおすすめです。
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集中力や落ち着きがある子に育てるためには
まだ赤ちゃんのうちから、うちの子は落ち着きがないのでは?と悩むお母さんがいますが、赤ちゃんのうちは仕方がありません。赤ちゃんはさまざまなものに、興味や関心を持っているものです。とはいえ、幼い頃からなにかできることは、あるのでしょうか?
集中力が高まる環境を用意する
いつも、テレビがつけっぱなしになってはいませんか?赤ちゃんや子どもにとっては、遊びも学びの場です。もし、テレビがつけっぱなしだとすれば、気が散ってしまいますので消してあげてください。テレビを見せる場合は、時間を決めて見せるようにしましょう。子どもの集中力はただでも短いので、高めてあげる環境を用意しましょう。
おもちゃを上手に活用する
知育おもちゃなど、子どもの集中力を高めてくれたり、脳を育ててくれたりするおもちゃというのは、たくさん出回っていますので、活用しましょう。また、昔ながらの積み木は、集中力を養うのにとても効果的です。積み木やブロックなどのように、一つのものでさまざまな遊び方ができる、というおもちゃはおすすめです。集中力が高まり、大人には想像つかない遊び方をしてくれます。
日常生活の中で落ち着きを養う
日常生活の中でも、お手伝いをする、服のボタンをとめる練習をするなど、集中力を養うトレーニングができます。なにかに集中して取り組ませてあげると、子どもはとても喜び、達成感を味わいます。子どものやる気をうまく引き出し、集中力をアップさせてあげましょう。
添加物を多く含まれる食品はできるだけ避ける
食品に含まれる添加物が気になることはないでしょうか?添加物が全く入っていないものばかりをそろえるのはなかなか難しいですが、意識したいポイントです。添加物を多く含む食品を体に取り入れると「消化・排出」する際、腸内環境に悪影響を及ぼす可能性があります。また、添加物が多く体に入ることで、それ自体が落ち着きのなさを引き起こす場合があるともいわれています。
バランスよく食べることが一番大切
なんといっても食事はバランスよく食べることが一番です。どんどん成長していく子どもには、ご紹介したミネラルやオメガ3だけでなく、どの栄養素もなくてはならないからです。肥満や塩分のとり過ぎと同時に「不足」なものにも注意したいものです。気配りしたはずなのに…ということのないようにバランスの良さを考えていきましょう。
おわりに
幼いうちから、他の子どもと比べてしまい心配事は尽きませんが、個性の部分もあるでしょうから、幼いうちはおおらかな気持ちで、子どもの成長を見守りましょう。その中で、親にできることも、考えて取り組んでいきたいですね。
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