子どものヘアアレンジに欠かせないヘアワックス。パーティーなどイベントのときだけでなく、髪がサラサラでうまく編み込めないときなど、ふだんの身支度にもあると便利なアイテムです。さまざまな種類のものが市販されていますが、子どもに使うならワックスの成分も気になるところではないでしょうか。ここでは子どもにも安心といわれるオーガニックのヘアワックスについてご紹介します。
オーガニックのヘアワックスとは?
同じヘアワックスでも、子どもにはオーガニックのヘアワックスを使うというお家は多いようです。「オーガニック」というと何となく安全そうなイメージがありますが、他のヘアワックスとオーガニックのものとは、どのような違いがあるのでしょうか。
有機栽培された植物成分を使用したワックス
オーガニックヘアワックスは、一般的に、農薬や化学肥料を使わずに有機栽培された植物からとった成分を使用したワックスのことをいいます。従来のヘアワックスには、整えたヘアスタイルを維持したり、髪から洗い落としやすくしたりする目的で、石油系の油分や合成界面活性剤が配合されているものが多くみられます。もちろん、化学合成物質が健康被害を引き起こすというわけではありません。しかし、なかには有害性が指摘されているものも存在します。そのためオーガニックの成分を使用したワックスは、化学合成物質を使用した従来のものよりもリスクが低いと考えられています。
大人用のものを子どもにも使うのはNG?
ママやパパもヘアワックスを使っているなら、それを子どもにも使えたら便利ですよね。しかし、大人にはさほど問題にならなくとも、子どもには髪や肌への刺激が強く、肌トラブルを生じさせてしまうことも懸念されます。ヘアワックスのついた髪に触れた手を口元へもっていき、なめてしまうことだってあるかもしれません。子どもの皮膚は薄くてデリケート。かぶれやアレルギーなど皮膚トラブルが起こることもあるため、オーガニックのものなど、肌への刺激がより少ない成分でできたヘアワックスを使うようにしたいものです。
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オーガニックヘアワックスの選び方は?
子どものデリケートな肌にもやさしい、オーガニックヘアワックス。しかし、「オーガニック」だからといって、全成分が有機栽培のもの、というわけではないのが実際のところのようです。選ぶときにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
オーガニックのメリットとデメリット
オーガニックヘアワックスの1番のメリットは、有機栽培された成分が使用されているために、髪の毛や地肌への刺激が少ないことです。スタイリングするときにワックスをつけたら、その日はずっとつけたままということが多いために、肌へ与える刺激が少ないということはとても重要です。しかし、オーガニックの成分は高価なことが多く、ヘアワックスも従来のものと比べて価格が高いものが多い、というデメリットがあります。
また、同じ「オーガニック」表示のものでも、その中身はさまざまです。全成分がオーガニックという製品もあれば、成分の一部にオーガニックのものを使用という製品もあります。子どものためにオーガニックヘアワックスを選ぶのであれば、購入する際にしっかりと成分表示をチェックするようにしましょう。
成分表示をチェックするとき注目したい項目
製品のパッケージには、成分表示が記載されています。ずらっと見慣れない名称が並んでいることも多いですが、安全性にこだわるなら原料に何が使用されているか購入前に必ずチェックするようにしましょう。特に注目したいのは界面活性剤や防腐剤。防腐剤はパラベンが知られていますが、そのほかにもフェノキシエタノールや安息香酸ナトリウムなどが使用されていることがあります。
これらが不使用(フリー)のものを選ぶのがポイントです。また、目安の一つとして海外のオーガニック認証マークも参考になります。欧米など海外では「オーガニック」に関する明確な基準が設けられ、厳しい審査のもとに認証が行われています。ただし、海外の基準であって日本人の肌に合わせたものではない点は注意が必要です。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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