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なかなか2語以上組み合わせてしゃべるようにならない場合には
2歳になっても、2語の言葉を組み合わせてしゃべる様子が見られないお子さんもいるでしょう。同じ年の、周りの子どもがいろいろな言葉を発している様子を見ると、「わが子は成長が遅れているのではないか」と焦ってしまう保護者の方もいるのではないでしょうか少なくないようです。
そのようなときには、お子さんが2語以上の言葉を発するように、保護者の方から働きかけましょう。例えば犬を見かけて「ワンワン」と言って後ろに隠れたときには、「ワンワンがどうしたの?」と問いかけてみるといいでしょう。そうするとママやパパに答えようとして、「ワンワン コワイ」といった具合に2語以上組み合わせた言葉を発しやすくなります。
同じように、ジュースを飲みたいときに「ジュース」とだけ言っていたら、「ジュースをどうしたいの?」と問いかけます。保護者はお子さんより先回りして「ワンワン コワイね」や「ジュース 飲みたいの?」と言ってしまうことは避けましょう。お子さんにとっては、うなずくなどの返事だけで、気持ちを伝えられてしまうからです。
そうすると、お子さんにとっては2語以上の言葉を組み合わせて使えなくても、意思が伝わってしまいます。その場合は、1語だけ単発でしゃべれれば特に困らないため、なかなか2語以上の言葉を組み合わせて使おうとしなくなってしまいます。
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個人差や男女差が大きい
他のお子さんと比べてしゃべり始めるのが遅いと、焦ることもあると思いますが、子どもの発達具合には個人差があります。成長がゆっくりのお子さんは決して珍しくありません。また、男女でも差があります。男の子の場合には左脳だけでしゃべる言葉を考えますが、女の子は左脳と右脳の両方を使って考えます。
そのため、女の子の方が言葉をしゃべることに関して、男の子よりも成長が早いと言われています。ただしこれにも個人差があり、早くしゃべり始める男の子もいれば、しゃべり始めるのが遅い女の子もいます。
おわりに
2歳の時点では2語組み合わせて言葉をしゃべることができれば、ごく平均的です。成長の早さには個人差があるため、それよりも遅くても心配することはありません。逆に2歳時点で3語以上組み合わせてしゃべるお子さんが、特別優れているというわけでもないでしょう。
しかし、明らかに言葉を発するのが遅すぎるような場合や、全く言葉を発する様子がない場合などは、自治体や小児科などの相談窓口に行って相談してみてください。
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