「毒親」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?必要以上に子どもに干渉し続け、子どもの人生や交友関係をコントロールし、威圧的な態度を取って子どもを苦しませる「毒」のような存在になってしまった親のことをいいます。虐待と同じように問題視されているのですが、その特徴としてどんなことがみられるのでしょうか?
もしかして私が?「毒親」の特徴とは
子どものことを心から愛していても、子どもに無関心な場合でも、誰にでも毒親になる可能性はあるといわれています。母親は特に毒親になりやすいとのことですが、自覚というものがないようです。具体的な特徴をみていきましょう。
子どもを自分の所有物のように扱う
子どもは手がかかるけれどいとおしい存在、いつまでも親のそばにいてほしい。そんな思いは親なら誰もが持つものですが、いき過ぎてしまうと「あなたはママが生んだのだからママのもの」「ママのいうことだけ聞いていればいいのよ」と、子どもを自分の所有物のように扱います。子どもの自由な意見や好み、自己肯定感を奪う行為です。
子どものいうことや性格を否定する
子どもを自分の思い通りにしたいあまり、「ママのいうとおりにしないからダメなのよ」「あなたはダメな子ね」などと、ことあるごとに子どもを否定する言葉を投げつけます。子どもが自分の意見をいう余地を与えません。信頼している親に否定され続けて育つ子どもは、自分に自信が持てなくなり、自分の存在自体を否定するようになります。
子どもを自分の思い通りにしたがる
自分の思い通りの人生を歩ませようとする気持ちから、子ども自身がやりたいと言い出した習い事や遊びなど、自分が興味を持てなければ決してさせることはありません。子どもが何かを達成した時に褒めることはありますが、頑張った子どもを褒めているのではなく、自分のいうことに従ってそのとおりにしている子どもを褒めているのです。
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知らないうちに「毒親」になってるかも?
小さい子どもにとっては、親の存在が世界のすべてなのです。親が日々子どもに向けているさまざまな感情、言葉、何気ない行動のひとつひとつは、子どもの成長に大きな影響を与えます。どんな行動が子どもにとってよくないのかを知る必要があります。
子どもを注意するのではなく脅す
子どもに常識やマナーを教え、間違いを正しく導いていくことは、親の役目でありとても根気がいります。思い通りに伝わらないこともあるでしょう。注意を促したり諭すのではなく、ただ「ダメだっていっているでしょ!」などと強要したり罪悪感を押し付けたりするだけでは、なぜダメなのかを理解しないまま大人になってしまう可能性があります。
ミスをいつまでもずっと責め続ける
子どもはできないことがたくさんあって当たり前。しかし子どもが失敗すると、親が後始末をすることになって注意もきつくなる時がありますよね。そんな時に「なんでこんなことしたの?」「どうしていつもそうなの?」などとしつこく子どもを責め続けると、子どもはいつまでも許されないと思い、常に不安を常に抱いていることになります。
他の子どもと比較して評価をする
子どもが成長するためには、競争心というものがある程度は必要ですが、競争心などの自我の芽生えは個人差が大きいものです。「お姉ちゃんはできたのに」「お友達にできることがどうしてできないの?」などといつも誰かと比較されて低い評価を受けることで、「自分にはできない」という先入観を植え付けてしまう可能性があります。
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12歳サッカー小僧とうさぎ×2とハムスター×1のママです。毎日もふもふ癒されています。
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