赤ちゃんの蒙古(もうこ)斑いつかは消える?ケアは必要?

消えない蒙古斑の対処法について

お医者さん

全てに治療が必要?

蒙古斑が1cm以下の場合は悪性化しないので、そのままにしておいても体に害はありません。それをこえるものは「細胞増殖型」として後々悪性化する可能性があるため注意が必要です。一度、お医者さんに相談するようにしましょう。

レーザー治療で全て消える?

いつまでも消えない蒙古斑には、レーザー治療が有効です。レーザーでメラノサイトを破壊し、蒙古斑を消すことができます。ただレーザー治療で蒙古斑が全てきれいに消えるわけではなく、中には色素が残ってしまうケースもあります。また、レーザー治療は痛みを伴い、広範囲の治療を行う場合は全身麻酔や入院が必要になることも考えられます。

お子さんがまだ小さいうちに行う場合は大きなストレスになる場合がありますし、逆に人から見えやすい位置にある場合は思春期にコンプレックスになる場合もあります。治療が必要か、いつ頃行うのかなどは、本人であるお子さんの気持ちに寄り添いながら、皮膚科や形成外科のお医者さんとよく話し合って決めるとよいでしょう

おわりに

日本人のほとんどの赤ちゃんに見られる蒙古斑は、上で述べたように、お尻や背中であれば大抵は10歳前後で消えてしまいます。また、濃さや大きさも個人差があるものなので、あまり気にすることはありません。

むしろ、子どもが小さいうちだけの特徴で、「神様からの贈りもの」「赤ちゃんをこの世に送り出したときの神様の手のあと」「天使のしるし」「おむつ替えをするママが楽しめるよう、神様が色をつけた」という説があるくらいなので、子どもが小さいときだけの愛らしい印と考えてみてもよいかもしれません。ですが、どうしても気になってしまう場合は一人で抱え込まず、お医者さんに相談するようにしましょう。

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