親や友達、周囲との人間関係の変化は?
学校、習い事、学童保育、など子どもが大半で構成されている集団に身を置き、そこでの社会性が育ちます。
その場に応じたルールがあることを理解し、ここでは良いこともあちらではダメ、など複雑な条件を難なく理解するようになるでしょう。他者の気持ちを理解し、共感したり想像したりできることによって人間関係の円滑化を図れるようになります。
お友達とトラブル?そんなときどうする?
前述もしましたが、お友達同士のトラブルも、ささいなことであれば自分たちで解決することも出てきます。ただ低学年の場合はまだまだ親が介入できる距離でもあるので、解決したことでもなるべく聞き出せると良いですね。
子どもたちのジャッジについて、大人としての意見をいうことで、今後のジャッジの判断材料になります。高学年になってくるとトラブル自体がみえてこないこともあるので、子ども同士でどんな人間関係をつくっているのか、時々気にしてあげると良いでしょう。
自分以外の人の気持ちを想像する
学校の授業でも取り組むことですが、自分だったら、だけでなく、こういう立場の人だったらどう考えるか、を想像できるようになってきます。まだうまくはできませんが、人間関係が広がるうえで積極的に考えを巡らせるようになります。
意見が食い違ったときにはどうしてそう感じたのか、どんなときにそう思うのか、など細かく話してあげると興味を持ってきいてくれることもあるでしょう。
同時にルールや規範には敏感な時期なので、自分と違う意見を激しく糾弾する正義感を持っていますので、身内に手厳しい一面がみられることもあります。
異性との距離とかかわり方の変化
同性同士で遊ぶことが多くなり、興味の表れとして異性と同性を区別します。好きな人ができたり、友達の恋心について相談を受けたり、複雑な心理が働くようになってきます。
異性については兄弟構成やもともとのタイプでかなり個人差があるとは思いますが、この年齢の全体の傾向としてはやはり異性を意識することが多くなってくる時期です。
性差は学年があがるごとに顕著になってきますが、この時期に異性と身体のつくりが違うことなどの知識を伝えると、余計な知識がない分生物学的な情報としてすんなり理解してくれる利点があります。
おわりに
どうでしたか?8歳の特徴は大人と子どもの境目かもしれません。一人前になって羽ばたくための長い助走期間のスタート地点にやっと自分の足で踏み出したという感じでしょうか。
すてきな大人になるためにいろいろ体験する大切な時期です。失敗しても大人がフォローできる時期でもあるのでたくさん考えてたくさん失敗して自らの手で新しい明日を切り開いてほしいですね。
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12歳9歳2歳の三兄弟のママです。男三人の子育て楽しんでいます。
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