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5歳児の言葉や感情
5歳になると、赤ちゃん言葉が抜け、発音もしっかりとしたものになります。語彙(ごい)が増え、ある程度自分が思っていることを他人に伝えられるようになり、また、質問されたことにもしっかりと答えられるようになります。
さらに、お友達や他人の気持ちが理解できるようになり、投げかけるべき言葉が分かってくる年齢でもあります。幼稚園や保育園でお友達がつかっていた言葉や、テレビなどで覚えた言葉を興味本位でつかったりもします。そのため、過激な言葉や汚い言葉を面白がってつかうようになる場合も少なくありません。そうした場合は、頭ごなしに「そんな言葉つかわないで!」としかるのではなく、「どこで覚えてきたの?その言葉は聞いたら悲しくなる人もいるから、つかったらダメだよ」と教えてあげるようにしましょう。
感情や精神的な面では、以前に比べて、泣くことを我慢したり、泣く時間が短くなったりと自身の気持ちをコントロールすることができる場面も増えてきます。年下の子どもや弱い立場のものに対して、お世話をしたり、面倒を見たりとお兄ちゃん、お姉ちゃんらしさをみせることもあるようです。また、中間反抗期と呼ばれる反抗期が続くのも5歳児からだといわれています。幼少期のイヤイヤ期と思春期の反抗期の間の時期に起こるため、こう呼ばれています。
5歳児の反抗期は普段幼稚園や保育園などで親から離れて頑張っているプレッシャーやストレスから起こることが多いようです。言葉もはっきりし、やりとりもしっかりとできるため、どうして反抗的なのだと悩む方も多いようですが、頭ごなしに怒らず、甘えられる場所をなくさないで、受け止めてあげることを心掛けましょう。
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5歳児の発達に合わせて親が具体的に取り組みたいこと
5歳児はある程度生活習慣が安定し、身の回りのことも自分でできるようになる年齢です。1人で寝られるようになったり、お箸をつかって上手に食事ができるようになったりと、以前に比べると手がかからなくなります。
しかし、1人でできるようになったからと、ホッとしたのもつかの間。親はどんどん成長していく子どものために良いサポートをしてあげる役目があり、今度は別の取り組むべきことが出てきます。
まず、身体も心も急激に成長するため、栄養バランスを考えた献立を食べさせてあげるように心掛けましょう。また、この頃の子どもは、年上年下の関係なく遊ぶことができます。できるだけ地域の人と触れ合う機会を設けたり、小学生と遊べる場所に出向いたりするなど、さまざまな年齢の人と関わらせることも大切です。立ち振る舞いや人との接し方を見て、経験して、さらに成長していきます。
何でもできるようになってくると、それが当たり前になってしまうときもあります。しかし、できたことに対してはもちろん、考えたり努力をしたりしたりしたことに対しても、大げさにでもでもいいのでほめてあげることを忘れないようにしましょう。
おわりに
5歳児は身体も行動もある程度しっかりとしてくる成長が著しい時期です。見た目だけでなく心も成長しています。が、「もう5歳」、ではなく、「まだ5歳」なのです。小さな身体でさまざまなことに頑張ろうとする子どもの身体と心を親としてうまくサポートできるように心掛けましょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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33歳。B型。既婚。
妻の妊娠を通して、赤ちゃんができる喜びを経験する。妊娠中の過ごし方や注意点など身を持って体験中。妊活については全般の記事の執筆を担当。
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