「おしり探偵」の楽しみ方
おしり探偵は、絵本でもよし、児童書でもよし、これから始まるアニメとしても楽しめるコンテンツです。せっかくたくさんのシリーズがあるので、どのような楽しみ方がいいのか、おすすめの読み方をご紹介したいと思います。
親子のコミュニケーションの手段に
子どもには読書好きになってほしいと望んでいる親御さんは多いでしょう。読書は、思考力を育てますし、ネットサーフィンよりも多くの知識と、より正確な知見を手に入れることができます。大学卒業時に必要な論文を書く能力は、ネットでものを読むだけでは身につかないという大学教授もいるくらいです。
おしり探偵のような、子どもが手に取りやすく興味を持続しやすい本は、読書の導入として期待されているでしょう。
しかし、おしり探偵は、ひとつの長い物語をじっくり読み込むお話ではなく、ゲームブックのような感覚で読めるライトな本です。紙媒体の本を手に取ったり、図書館へ行ったり、本屋さんをのぞいたり、本に親しむ一助として考えるとよいでしょう。親子が頭を突き合わせて一緒に読んで、謎を解いたり笑ったり、親子のコミュニケーションの手段として面白がって読むのがおすすめです。
次の読書への導入に
知的好奇心が大きくなる小学生の時期には、おしり探偵のような謎解きを主題にした物語に人気が集まります。古くは、江戸川乱歩の「怪人二十面相」の明智小五郎から、漫画で大人気の江戸川コナンまで、名探偵には大人も引き付ける魅力があります。おしり探偵も、見た目は変ですが、数々の名探偵のエッセンスを取り入れている正統派です。もし、探偵ものに興味が出ているようなら、次の段階の読書へ導入に利用してみてください。
名探偵ホームズシリーズは、いまもなお魅力的な物語ですし、海外の児童小説には子どもが主人公になっている名作がたくさんあります。スウェーデンの「名探偵カッレくん」アメリカの「こちらマガーク探偵団」など。日本なら「都会のトム&ソーヤ」シリーズが人気です。
おわりに
「おしり探偵」の主人公は、どう見てもおしりそのもの。しかも臭いおならで犯人をやっつけるというちょっと品のない内容に見えますが、実は子どもを引き付ける魅力がいっぱいのお話です。親子で楽しめるツールとして、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
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