赤ちゃんの食べ過ぎを防ぐには?
食べ過ぎはよくないと頭では理解していても、いとしいわが子に「もっとちょうだい!」とねだられると、ついつい与えたくなってしまう…という方は多いと思います。赤ちゃんにご飯を要求されたときは、どう対処すればよいのかということを、赤ちゃんの健康のためにも、きちんと覚えておきましょう。
汁物や野菜でかさ増しすることがおすすめ
赤ちゃんが「もっと食べたい!」とおねだりしてきたときは、なるべく汁物や野菜の離乳食でかさを増すようにしましょう。汁物や野菜なら、たくさん食べてしまってもカロリーなども少なく済みますし、身体への負担もかかりにくいといわれています。ただ、いくら身体に負担が少ない汁物や野菜でも、量が多くなると、その分塩分なども多く摂取してしまうことになりますので、なるべく薄味にするように心がけましょう。
ゆっくりと食べさせてみることも有効
人は食べ物をよくかむことで、少ない量でも満腹感を得ることができるとされていますが、赤ちゃんも同じです。ゆっくりと、よくかみながら食事をとらせることで、赤ちゃんも少ない量で満腹を感じやすくなります。
例えば、赤ちゃんがまだ食べている最中に、次の離乳食をスプーンに盛って待機するのではなく、赤ちゃんがしっかりと飲み込んだのを確認してから、次に食べる分をスプーンに盛って食べさせるというように、食事のペースをゆっくりにしましょう。そうすることで、赤ちゃんも焦らずによくかんで食事することができるので、より満腹感を味わうことが可能です。
また、食事の合間を見て麦茶などを飲ませることで、食べるペースを遅くすることもよい方法だといえます。
食事の具材を少し大きめにしてみよう
赤ちゃんがご飯をよくかまずに飲み込んでしまうため、満腹を感じなくなり、「もっと食べたい!」とおねだりする場合もあります。赤ちゃんがよくかまずご飯を飲み込んでしまう原因としては、「離乳食が柔らかいため、あまりかまなくても飲み込める」「具材が小さくて飲み込みやすい」などという物があります。
赤ちゃんの身体のことを思えば、小さくて柔らかい、消化によい食べ物を与えたいと考えてしまいますが、食べ過ぎの問題に関しては、その配慮が裏目に出ることもあるのです。そのような問題を解決するためにも、ちょっとだけ具材を大きめに切るということもひとつの方法です。
おわりに
食事は赤ちゃんの健康を維持し、成長を促す面でとても重要な意味を持ちます。だからこそ、親はしっかりと知識を持った状態で管理してあげたい物ですね。あなたも、今回ご紹介した方法を実践して、赤ちゃんの食べ過ぎを防いであげましょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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