赤ちゃんがギャン泣きしたら?マナー&対策
赤ちゃんとの新幹線デビュー。楽しみな気持ちより、不安な気持ちの方が大きいのではないでしょうか?赤ちゃんがグズってしまい、近くの乗客から嫌な顔をされたり、注意されたり…といったトラブルもあるようです。乗車時のグズり対策と心がけたいマナーをご紹介します!
子連れ新幹線でのグズり対策
新幹線に乗っている間は、普段とは違う環境で赤ちゃんもグズりやすいですよね。グズり対策の基本は、できるだけデッキ近くの席を確保し、ラッシュアワーを避けることが第一です。その他の対策は次の通りです。
ねんねと授乳、離乳食の時間調整
まだ月齢の早い赤ちゃんの場合、お昼寝時間と食事時間をうまく調整しましょう。おなかいっぱいになってそのまま寝てくれたら…いうことありませんよね!乗車時間をそのタイミングに持ってくることも一案です。授乳は気圧の変化で耳が痛くなった際にも役立つといわれています。自分で耳抜きができないため、何か飲ませてあげれば痛みが落ち着くようです。
音の出ないおもちゃ、絵本
移動用のおもちゃは必須。新幹線に乗るまで隠しておき、「もう限界!」となったときに出しましょう。
スリングや抱っこひも
お出掛けの必須アイテムがここでも活躍。赤ちゃんがグズったら抱っこひもをつけてデッキへ。基本にして一番の対策法ですね。
乗車中の授乳はどこでする
新幹線に乗っている間に授乳をしなくてはいけないこともあるでしょう。列車内には授乳室は用意されていませんので次に紹介する方法を選択することになります。乗車時間、赤ちゃんの月齢、家族同伴、などによって授乳場所も変わってきますね。
座席で授乳
授乳ケープを使えば座席で授乳ができます。授乳のことを考えると通路側より窓側席がやりやすいでしょう。ただし、トンネル内では窓ガラスに授乳中の光景が反射して後ろの席の人に見えてしまうこともあります。ブラインドは閉めておいた方がよいですね。また、隣の席が身内の方ならよいですが、知らない人の場合は席での授乳は控えた方が無難かもしれません。授乳をする予定があってママと赤ちゃんの2人の場合は通路側をおすすめします。
多目的室で授乳
ほとんどの新幹線には「多目的室」という部屋が設置されています。多目的室は、優先的に身体の不自由な方が利用できるルールになっています。部屋が空いている場合は授乳などに利用することも可能です。この部屋には鍵がかかっているので乗務員に声をかけて開けてもらう必要があります。そのため、多少の時間がかかることを想定しておきましょう。ただし、車イスの方や体調が悪い方が利用している場合は、利用不可です。他での授乳場所を考えましょう。
洋式トイレで授乳
便座のフタを閉めて、イスかわりにして授乳することができます。新幹線のトイレの位置を事前に確認して近い車両に座っておけば移動も手軽ですね。GW、長期休み、帰省時期は新幹線には大勢の乗客がいます。そんななか1回の授乳時間が10分以上かかりトイレを占領するのは気がひけてしまいますよね。その場合は、なるべくトイレが空いている時間帯を見計らって利用しましょう。
マナーと心がけたいこと
どれだけ注意していても、赤ちゃんが泣いたり騒いだりしてしまうことはあるかもしれません。まるでスイッチが入ってしまったように、「何をしてもおとなしくしてくれない!」という場面も。そんなときも諦めは禁物です。親がちゃんと対応しているかどうかを、周囲の人は見ています。「仕方ないでしょ?」という態度では、イライラが募ってしまいますよね。
一方で、他の乗客から一方的に嫌な態度を取られるケースもあるようです。そんなときは「何か知らないうちに不快な思いをさせていたかも」と考え、同時に、割り切ることも必要です。ママが不安な気持ちは赤ちゃんにも伝わってしまいます。あまり心配しすぎず「泣いたらあやせばいいか!」という気持ちで新幹線の旅を楽しみましょう!
おわりに
赤ちゃん連れで新幹線に乗る際は、どの座席に乗るかじっくり検討しましょう。赤ちゃんの気を紛らわせるために、離乳食やおもちゃの準備も万全に。何度か乗り慣れてしまえば、快適に過ごすことができるでしょう。楽しい旅になりますように!
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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