この記事のもくじ - 項目をクリックで該当箇所へ
赤ちゃんがバンザイをして寝るさまざまな理由
上述の二つの説以外にも、赤ちゃんのバンザイ寝に纏わる諸説はたくさんあり、その無防備な姿から「母性本能をくすぐるため」なんていう俗説も。それほどまでに可愛い赤ちゃんのバンザイポーズですが、このほかにもさまざまな説があるのでご紹介します。
バンザイポーズはリラックスの証しです
赤ちゃんがバンザイして寝る理由のひとつに、赤ちゃんがおかれている環境に安心しきってリラックスしていることが挙げられます。大人でも、不安な時には、無意識に両腕で体を抱えるようなポーズを取りますよね。反対に、何の不安もなく安心しているときには、両手も自然に力を抜いているはずです。
赤ちゃんがバンザイをしてスヤスヤと気持ちよく寝ていたら、安心して眠っている証拠です。せっかく安眠している赤ちゃんを起こしてしまうことになりかねませんから、無理に姿勢を直したりしないでくださいね。
バンザイポーズはお腹の中にいた時のなごり
また、ママのお腹の中にいたときの姿勢も寝ているときのバンザイポーズに関係するのです。大人でも試してみると分かると思いますが、最初に胎児のように体を丸めた状態から、仰向けになり脱力すると、自然に両腕が頭の方に上がって広がります。生まれる前の赤ちゃんは、ママのお腹の中で羊水に浮かんでずっと体を丸めています。この丸まった姿勢のなごりで、寝るときにバンザイの姿勢になると考えられています。
赤ちゃんのバンザイにまつわるアレコレ
生まれてすぐからバンザイをして眠る赤ちゃんもいれば、月齢が進んでからバンザイを始める赤ちゃんもいます。また、1歳でバンザイ寝をやめる子もいれば3歳になってもバンザイをしている赤ちゃんなど、赤ちゃんのバンザイにもそれぞれの個性があります。
バンザイをして眠らなくても心配は要りません
眠りにつくとほとんどの赤ちゃんはバンザイの姿勢をとりますが、中には手を下ろして眠る赤ちゃんもいます。赤ちゃんは楽な姿勢をとって眠るため、無理にバンザイの姿勢をさせなくても大丈夫。自然な姿勢で寝かせてあげてください。暑くなれば自然と手が上がってくる可能性もありますので、心配する必要のない場合がほとんどです。
バンザイが「できない」のは要注意
赤ちゃんが寝ているときに限らず、バンザイをすることができない場合はすぐに小児科を受診してください。腕が上がらないということは関節の異常が考えられますが、脳の異常など重い症状がみられる場合もあります。早期発見・早期治療を行うことで治る可能性が上がりますので、小さな異変でも気づいたらすぐに病院へ行きましょう。
バンザイとガニ股はセット?そのつながりとは
赤ちゃんがバンザイをして眠っているとき、布団をめくってみると足はガニ股になっていませんか?これも冒頭で書いた通り、心身ともにリラックスした状態にあることを指しているそうです。基本的に生まれたばかりの赤ちゃんは膝が曲がっている状態が自然な姿勢ですので、無理にまっすぐに伸ばそうとしないようにしてくださいね。
おわりに
いかがでしたか?赤ちゃんは手を温度センサーのように働かせていることからも、赤ちゃんの手がどれだけ優秀なのかがわかりますね。この無防備な寝姿は月齢の低い今しかありません。写真などにおさめておくのを忘れずに。
ピックアップ
たまGoo!(たまぐー)は、妊活、妊娠、出産をこれから迎えられる女性をサポートするため、女性のみならず、男性にも知っておいて欲しいこと、夫婦で取り組むべきことなどをコラムなどで紹介し、みなさまのご不安やお悩みに答えることを目的としたサイトです。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。