電車で赤ちゃんが泣き止まない時にできる六つの対策法

電車に乗るお母さんと赤ちゃん

赤ちゃんを連れてバスや電車でお出掛けをするとき、ママが一番心配になってしまうのは、電車の中でぐずって泣かれたらどうしようということではないでしょうか。電車の狭い空間で赤ちゃんに泣かれてしまうと、周りの視線が気になり、ママが焦ったりイライラしたりすることで、余計に赤ちゃんが大泣きしてしまうという悪循環にもなりかねません。そのような時に困らないよう、ここでは電車の中で赤ちゃんがなかなか泣きやまない時の対処法をご紹介していきたいと思います。

赤ちゃんがなぜ泣いているかを考えましょう

ホームの赤ちゃん
赤ちゃんは泣くのが仕事とはよく言いますが、赤ちゃんにだって泣くのには何かしらの理由があります。どうして泣いているのかを考えてあげて、その理由によって対処法を変えていけば、赤ちゃんも泣きやんでくれるはずです。そこでまず、泣く原因となるものを考え、理解してあげるようにしましょう。

周りの環境の変化に驚いて泣いてしまう

赤ちゃんは、周囲の環境の変化をとても敏感に感じ取ります。ですので、電車の中で泣いてしまう理由のひとつとして、電車の見慣れない風景や音に驚いて泣いてしまうという原因が考えられます。人見知りはよく聞くと思いますが、赤ちゃんは場所見知りもします。やはり、自宅などの安心できる場所が一番好きということですね。ですので、赤ちゃんが安心できるように、ママがイライラしたり焦ったりせず、ゆっくりと目をみて「大丈夫だよ」と話しかけてあげるようにするとよいでしょう。

おなかがすいている、またはのどが渇いている

赤ちゃんは、泣くことでおなかがすいていたり、のどが渇いたりしているのをママに伝えようとしますので、泣く理由として、空腹や喉が渇いたという原因が考えられます。

電車の中が暑かったり寒かったりする

電車の中は外気温との差があり、大人でも冬は暖房で暑いと感じたり、夏は冷房で寒いと感じたりすることがありますよね。
赤ちゃんは、体温の調節がまだ上手にできないため、外気温の変化と一緒に体温も変化してしまいます。ですので、ママがよく注意して服装などを調整してあげることが必要です。

退屈している

電車に乗っている時間が長いとき、赤ちゃんは退屈してぐずり出すことがあります。車内の同じ風景をずっと見ていると飽きてしまうかもしれません。

眠いのに寝れない

電車の揺れは心地よく眠りを誘いますが、眠くなると寝ぐずりする赤ちゃんもいます。また乗り慣れない電車にのって、眠いのに興奮してしまって寝られず泣き出すことも。

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赤ちゃんが電車の中で泣きやまない時は

周囲への気くばり
赤ちゃんが泣く原因としては上に書いたような理由があげられますが、ここでは、泣きやまない時のための具体的な対処方法についてお伝えしていきたいと思います。電車に乗る前から、泣いたときのための準備をしておけば、赤ちゃんとのお出掛けを安心して楽しむことができますよ。

その1:おやつや飲み物などを用意しておく

おなかが空いていたり、のどが渇いていたりして泣いてしまうときのために、常におかしや飲み物を用意しておくとよいでしょう。しかしこの場合、公共の乗り物の中で飲食物をあげるという点で少し配慮が必要です。車内での飲食はマナー違反との意見もありますので、においが強いものは避け、おやつであれば小分けにして袋や保存容器に入れておき、ボロボロこぼさないよう一口で食べられるようにしておくとよいでしょう。

その2:絵本やおもちゃなどを用意しておく

お気に入りのおもちゃや絵本であやしてあげれば、泣いていた赤ちゃんも泣きやんで遊んでくれるかもしれません。抱っこひもやベビーカーにぶら下げておけるようなおもちゃや絵本があると、赤ちゃんが投げたり落としたりしても安心です。ただし、音がうるさいおもちゃは周りの迷惑になるので控えた方がよいですね。
また、ペットボトルやビニール袋など、赤ちゃんが普段あまり触らないものを持たせるのも効果的です。

その3:抱っこをして赤ちゃんを安心させてあげる

現在は、バスでも電車でも、ベビーカーのまま乗車してOKになっています。しかし、赤ちゃんはパパやママの顔が見えなくなると不安に感じてしまいますし、電車の環境や音に敏感に反応して泣き出してしまうことがあります。そうしたときには、ベビーカーから降ろして抱っこしてあげましょう。外の景色に興味を持ったり、抱っこに安心してそのまま寝てしまったりすることもあります。パパやママの変顔などにも笑ってくれるかもしれません。電車に乗るときは、抱っこひもがあると便利ですね。

その4:泣いても落ち着いて対応しましょう

赤ちゃんだから泣いてしまうのは当たり前ですよね。それは周囲の人も十分に理解していることではあると思いますが、いざ狭い車内で赤ちゃんが大きな声で泣き出し、いつまでも泣きやまなかったりすると、ママはどんどん焦ってしまいがち。しかし、まずはママが落ち着いて対応するように心掛けましょう。ママがイライラとして大きな声で「泣かないの!」などと言ってしまっては、周りの人も気分は良くないはずです。じっくりと赤ちゃんの顔や目を見て、落ち着いてあやすようにしてみると良いですよ。

その5:ここぞというときにスマホ

子どもにスマホを見せる「スマホ育児」は何かと批判されがちですが、こういう場合はスマホが強い味方に。幼児用のアプリやYouTubeでお気に入りの動画を探しておくとよいでしょう。その際、音は出さないように注意しましょうね。

その6:泣いたときには途中下車をして様子をみる

あやしてもなかなか泣きやんでくれない時には、一度電車から降りて、外の空気を吸わせてみるのもひとつの方法です。ママも赤ちゃんが泣きやんでくれないと周りの目が気になったり、焦ってイライラしたりしてしまいますよね。赤ちゃんは、ママのそうした気持ちを感じ取って余計に泣いてしまっているのかも知れません。外の空気を吸うことで、ママの気分転換にもなりますよ。

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