ハーフのスポーツ選手は運動能力が高い?
スポーツの世界では、日本人は体格的な部分で諸外国人と比較されやすいもの。しかし、ハーフのスポーツ選手は、各国からも熱いまなざしで注目を集めています。そもそも運動能力の面で、ハーフのスポーツ選手は優れた特性・能力があるのでしょうか?
遺伝子的な影響は決して少なくない
スポーツ遺伝子の研究で知られる福典之氏によれば、似た遺伝子配列同士よりも、異なる遺伝子配列の組み合わせで多様性が広がり、予想以上の能力を生む傾向があるとのこと。アメリカのスプリンターの遺伝子について解析してみたところ、最も優れた結果を出していた選手はアフリカ系の父方、非アフリカ系の母方というハーフだったのです。必ずとはいえないものの、ハーフということで遺伝子的に驚くような運動能力を持つという可能性は少なくないといえます。
ハーフ選手が日本社会のあり方を変える?
ハーフのスポーツ選手が日本人として活躍することで、人によっては意識的にまだまだ偏りがあるのも事実です。しかし、多種多様な個性を尊重しながら、それぞれの能力が十分に発揮できるような国・それを気持ちよく受け入れる国民になれたとき、日本は新しい次のステップへ進めるのではないでしょうか?
おわりに
法務省の調べによれば2019年末での中長期在留外国人数は262万636人。前年に比べて7・4%も増加し、過去最高となっています。これからもスポーツで活躍するハーフはもっと身近な存在となり、子どもたちにも大きな影響を与えてくれることでしょう。そして将来のライバルになり得ることもあるかもしれませんね。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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