子どもが毎日お世話になる保育園。その間、保護者にかわって長い時間子どもを見守ってくれるのは保育士さんたちの仕事です。同時にさまざまな親に対応するのも保育士さんの大事な仕事です。そして保育士さんを困らせる態度や行動をとる親がいることも事実です。では、どんな行動が保育士を困らせてしまうのでしょうか。保育士資格を持ち、保育士の経験がある筆者が考えてみました。
規則を守らない
集団の中で生活するにはそれぞれが規則を守り、みんなで気持ちよく過ごすことが大切ですよね。でも「これくらいなら大丈夫でしょ?」「うちの子だけなら」と規則違反をしてくる困った親もいます。早速チェックしてみましょう。
お迎え時間のに無断で遅れる
お迎えに遅れるとき連絡がないと困ってしまいます。お子さんは帰り支度をして、お迎えがくるのを待っています。無断で遅刻されると何かあったのかと心配になりますし、何よりこの時間にお迎えが来る!と思っている子どもが不安になります。
それから毎日微妙に遅れて迎えに来る方もいます。延長料金が発生するほどの遅刻ではないけれど、毎日数分過ぎるのもルール違反ですよね。
具合が悪いのに登園
あきらかに具合が悪そうなお子さんを連れてくる方もいます。朝の検温で熱があり結局、早退のお迎えをお願いすることになることも。また、インフルエンザなどの感染症にかかったあと、登園禁止期間を守らず熱が下がった次の日から登園される方もいます。みんなにうつってしまっては大変ですよね。
忘れ物が多い
忘れ物があった場合、園にあるものなら貸し出しますが、頻繁に忘れ物があるとお子さんもかわいそうです。特にイレギュラーな持ち物は忘れ物が多い傾向にあります(制作に使用する道具や、提出期限のあるお手紙など)。園から配布されるお手紙はよく読みましょう。
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これってマナー違反!?
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送迎後、園の周りでおしゃべり
送迎場所でいつまでも話し込んでいたり、道路や歩道をふさぐように自転車や車を停車させたりしている保護者がいると、ご近所の迷惑になってしまいます。特にお迎え後は、保護者が話し込んでいると子どもが道路に飛び出す危険があります。通行する車からも見えにくいですし、他の保護者の車や自転車と接触する可能性もありますよね。
保育参観中のおしゃべり
保育参観は普段の子どもたちの様子をみてもらうものですが、保護者の方が集まるとおしゃべりが始まることも。特に、朝の会や製作の時間など、子どもたちが集中しているときのおしゃべりは控えめでお願いしたいところです。
子どもが不衛生
子どもの爪が伸びている、髪が長いのに結んでこないなど、子どもの衛生管理ができていないと困ってしまいます。更に、登園時からおむつがパンパンのお子さんも…。おしりが荒れてしまうので、朝、出がけにおしこやうんちをしたときは、おうちでおむつを替えてあげてください。
先生のプライベートを知りたがる
先生との飲み会を計画したり、「彼氏はいるの?」「どこに住んでいるの?」などプライベートな事柄を聞かれたりすると保育士は困ってしまいます。(中にはプライベートもオープンにしている先生もいますが)保育士とコミュニケーションをとるのはとても大切ですが、大人の距離感を意識しましょう。
しつけは園任せ
保育園では一人ひとりの発達段階をみて、必要なことを教えています。しかし、家庭では、食事前のあいさつをしない、園ではパンツにしているのに家庭ではおむつのままにしているなど、違う対応をしてしまうとなかなか習慣づきません。中には「トイレトレーニングしてください」と、丸投げする親も。保護者と保育士がコミュニケーションをとり、二人三脚で子どもを育てていきたいですね。
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