産褥(さんじょく)期(出産後6~8週間の間)は、出産でダメージを受けたママの体が元に戻るためにとても大切な時期。家事はできる限り周りの人に頼って、ママは自分の体の回復に専念しましょう!…と言っても、すべての人が誰かに頼れる環境にあるわけではありません。そんな時、頼りになるのが「産後ヘルパー」。それはどのような制度でどうすれば利用できるのでしょうか。
産後ヘルパーを利用してストレスを軽減
パパが出掛けた後、誰の助けも得られずたった一人で赤ちゃんと向き合う、ママたちの強い味方「産後ヘルパー」ですが、具体的にどんなことを頼むことができるのでしょうか。また、多くの利用経験者たちが本来の利用目的の他に感じたメリットについてもご紹介します。
産後ヘルパーにはどんなことを頼めるの?
産後ヘルパーとは、産後のママに代わって家事・育児を代行してくれるサービスです。事業者によって依頼できる内容に差はありますが、一般的には炊事・洗濯・掃除などの家事全般と沐浴(もくよく)やおむつ替えなどの赤ちゃんのお世話をお願いすることができます。また、事業者の中には、ママのこころと体のケア(産褥体操の指導や栄養管理など)を行ってくれるところもあります。
誰かと話したい!そんな産後ママのストレス解消にも
産後ヘルパーを頼むと家事を代行してもらえるのでママの負担が減るのはもちろん、赤ちゃんと二人きりで家にこもりがちになるママに「話し相手」ができるということも大きなメリット。言葉の話せない赤ちゃんとずっと二人きりでいることが大きなストレスになることも。産後ヘルパーさんの多くは出産・子育て経験者なので、ママの気持ちをちゃんと受け止めてくれるでしょう。
実母より気楽?!他人ならではの程よい距離
「産後、手伝いに来てくれた実母と大げんかをした」というのはよくあること。おばあちゃんがはりきって娘のため、孫のためと次々とアドバイスをくれるので産後ママは飽和状態となりイライラが大爆発となってしまうのです。近すぎる実母より他人の産後ヘルパーさんなら適度な距離を保つことができるので、穏やかな時間を過ごせるという人も少なくありません。
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気になる産後ヘルパーの頼み方と費用
産後ヘルパーを頼むにはいくつかの方法があります。また、どこに頼むかによって、頼める時間や回数、費用が大きく変わってくるのもひとつの特徴。どうすれば、自分にあった形のサポートを受けることができるのでしょうか?
産後ヘルパーはどこで頼めるの?
自治体の中には産後ヘルパーを派遣したり、費用を助成する事業を行ったりしているところが多くあります。まずは、自分の住んでいる自治体の情報収集をしましょう。また、自治体がそのような事業を行っていない、もしくは自分の条件に合わない場合は直接、産後ヘルパーを派遣してくれる会社などに申し込むこともできます。その他、生協などでも助け合いとして産後サポートを行っている場合があります。
自治体の産後ヘルパー制度のメリットとデメリット
自治体経由の産後ヘルパーのメリットは何と言っても費用が安いこと。自治体によって無料~2,000円程度(利用1回/2時間程度)と開きがあるものの、直接依頼するより費用は確実に抑えられます。ただし、利用時間可能な時間帯が短かったり、利用回数が決まっていたり、かなり前から申し込みをしなければならなかったりと制約が多いデメリットが。
民間会社の産後ヘルパー事業のメリットとデメリット
民間の産後ヘルパーのメリットは回数や時間の制限なく自分のニーズに合わせて来てもらえること。自分にあった業者を選べば「かゆいところに手が届くサービス」が受けられます。デメリットは費用が高いこと。一般的な業者で1時間2,000円~3,000円程となります。家事代行サービス会社やベビーシッター会社で産褥ヘルパー事業を行っているところも多いので自分にあった業者をみつけましょう。
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7歳の男の子と4歳の女の子の母です。試行錯誤の子育てですが、子ども達に成長させてもらっています。
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