お風呂場、脱衣所近辺で起こる不慮の事故
乳幼児から4歳以下の子どもで多い水の事故といえば、お風呂での溺死です。特に、歩きはじめの時期は頭も重く、転倒して溺れる可能性が高くなっています。また、脱衣所・洗濯機なども子どもにとっては危険な場所となっています。
浴槽での事故を防ぐための対策方法
溺水を防ぐために、お風呂の残り湯は必ず抜くようにしましょう。また、水が入っていなくてもお風呂場に侵入して浴槽に転落してしまうこともあります。浴槽にふたをする、お風呂場に鍵をつけるなど、子どもが入っていけないような環境を作りましょう。さらに、ぬれたタイルや床で滑って転倒することもあるので、大人が目を離さないようにすることが大切です。
ドラム式洗濯機による閉じ込み事故
最近ではドラム式洗濯機が主流になっていますが、子どもが入り込みやすい位置に投入口があるため、要注意です。2015年には7歳の子どもが閉じ込められて出られず、死亡してしまうという事故も起きています。乳幼児でもつかまった拍子に、指を挟んでしまうこともあります。子どもには洗濯機で絶対に遊んではいけないと注意しておくと同時に、稼働していない時でも必ずふたを閉めておくようにしましょう。
乳幼児の歯ブラシ・歯を磨く姿勢にも要注意
乳幼児に歯ブラシを持たせる場合は、必ず「返し」がついていて、奥まで届かないような作りになっているものを選びましょう。そして、必ず座って歯磨きをさせることです。不意に転んだり、ぶつかったりして喉に刺さってしまうこともあります。手術が必要になることや最悪の場合は死に至ることもあるので、歯磨き中は目を離さないことが大切です。
おわりに
誤飲・キッチン・お風呂場での危険について紹介してきましたが、他にも家庭内には危険がいっぱいです。階段や段差がある場所からの転落事故、テーブルの角などでの打撲事故、はさみ・カミソリによる裂傷事故、アイロン・ヘアアイロン・ウォーターサーバーでのやけど事故などがあります。つかまり立ちをするようになると、動ける範囲が広がる代わりに危険にさらされる頻度も増えてくるので、早めに安全対策をしておきましょう。
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2人の男の子のママとして毎日奮闘中!医療業界で働いていた経歴を生かし、健康・子育て情報を発信するフリーライター。
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