よくよく考えると12歳の知性を伸ばす中学受験はよいことだらけ?!

中学受験の勉強
子どもが一生懸命勉強する様子を「受験地獄」とあわれんだのは昔の話。いま、中学受験は肯定的にとらえられています。12歳、思春期の子どもが目標を持ってがんばる経験は、一生の財産です。合否にかかわらず、中学受験をしてよかった!と言うための親の心構えについて解説します。

現代社会の中学受験事情

中学校の授業
地域の公立小学校に通い、そのまま公立中学校へ進学。受験は高校からというのが一般的な子どもの教育環境です。しかし、首都圏の私立中学受験者数は年々増加傾向にあります。2017年には、中学受験に取り組んだ親子の実話がドラマ化され、話題にもなりました。中学受験の志願者が増える背景には、いくつかの事情があります。

よりよい教育環境を望む親の増加

子どもによりよい教育環境を望むのは、親として当然のことです。公立中学には、さまざまな家庭環境の子どもたちが通学することになり、社会の多様性に適応していくためにはよい環境だといえます。しかし、景気の低迷から将来への不安感が増し、子どもに十分な学力や能力を身につけさせたいと考える親が増加しています。子どもの学力・能力・個性は、同じ目的意識を持ち、学業成績も近い集団で、仲間と切磋琢磨(せっさたくま)することで伸びていきます。中学受験にはそうした効果が期待されているのです。国際社会へ対応できる人材を育てる、といった独自の教育カリキュラムを持つ私立校も多く、画一化された公立校にはない魅力が受験者数を増やす要因になっています。

中高一貫校の教育効果

平成11年、文科省による中高一貫教育制度が施行されました。この制度によって、長年私立校によって行われてきた中高一貫教育が、公立校でも可能になったのです。平成28年度の調査では、45都道府県で公立の中高一貫校が設置されています。中高一貫校の教育効果は、6年間で継続性のある学びのカリキュラムがあることです。中学から高校の学習は、同じ分野の学問をより深めていく過程ですから、一貫した視座で学習を進めていくことは非常に重要です。また、高校受験がないことによって、部活動や課外活動の充実がはかれます。中学生と高校生が同じ部で活動することで、異年齢との交流やコミュニケーションを体験することも可能です。

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中学受験のメリット

小学生の塾
中学受験のための準備は、小学校4年生から始まります。この頃から進学塾に通い、保護者との二人三脚の努力を重ね、3年後の受験当日を迎えます。しかし、全員が第一志望に合格するとは限りません。すべて落ちて公立校に通うことになる子もいます。それでも、中学受験には大きなメリットがあるのです。

「勉強する意味」がわかる

「なんのために勉強をするのか?」これは、勉強が嫌になった子どもがよくする質問です。そこで「あなたの将来のため」と答えると、子どもはうんざりしてすっかりやる気をなくしてしまいます。この命題に対する答えは、子ども自身が見つけ出さなくてはなりません。中学受験を目指す子は、幾度となくこの命題に悩まされ、そのたびに深く考え、自分なりの答えを探します。そうでなくては受験までの長丁場を乗りきれないからです。自分がなんのために勉強するのか?学びに対するモチベーションを持てる子どもは、生涯学ぶ意欲を失わず、進歩し続けます。

自分に自信がつく

合否にかかわらず、受験勉強をやり遂げた達成感は、その後の人生の自信になります。つらいときも、「あのときがんばれたのだから、いまもがんばれる」という記憶と体験が、子どもを支えてくれます。中学受験は、単純に知識を問う学力審査ではなく、問題解決能力が重視されます。こうした傾向をかんがみて学んできた子どもは、思考力も高く、主体的に活動する習慣が身につきます。自信がつき、自己肯定感が高まると、失敗から立ち直る力を持つことができます。

基礎学力の定着

小学校で習う勉強は、中学校の勉強の基礎となります。6年間の間に学んできたことを、中学就学前の段階で整理し、身につけておくことはとても大切なことです。算数が数学になり、国語は古文や漢文の勉強も始まり、英語の勉強も本格化します。この時期の学習におけるギャップを乗り越えるためにも、中学受験を機に基礎学力を定着させておくことは、大きなアドバンテージです。

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2歳差で生まれた娘と息子はすでに高校生。子育ても一段落したと思いきや、思春期の悩みに付き合わされている40代後半の働くお母さんです。保育の現場で子ども達に癒やされながら日々勉強中。しかし子育てには、教員免許もたいして役に立たず。それよりも、演劇部で鍛えた妄想力と演技力の方が役に立ったような気がします。「子どもの主食はあそび」の信念で、とにかく楽しく、子どもの人権を尊重した育児が理想。あくまで、理想・・・。

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