旦那の稼ぎが少ない・・・。それは、多くの妻が持っている悩みかもしれませんね。しかし、この悩みも度がすぎてしまうと、場合によっては離婚の原因となってしまう事もないとはいえません。
ここでは、旦那の稼ぎが少ないというテーマで、稼ぎの少ない旦那様と一緒にいても幸せになれるかどうか?そして一緒に乗り越えていくにはどうすればよいのかというポイントについて、ご紹介します。
離婚の引き金になるのはどんな感情?
離婚の引き金となるには、不貞行為、セックスレス、姑と不仲、性格の不一致などさまざまな事が考えられます。相性もよいのに「旦那の稼ぎが少ない」事が原因で、離婚の引き金になるような物事にはどんなものがあるでしょうか?旦那の稼ぎが少ない事で起こりうる、離婚の引き金を見てみましょう。
気づけばお金の心配ばかりしている
気づけば、いつもお金の心配ばかりしているという人もいるでしょう。しかし、お金の心配は、非常に強いストレスになる事が考えられます。そして、ストレスが強い状態が何年も続いてしまうと精神的にも疲れきってしまい、いっそのこと離婚してしまった方が楽になるのでは・・・?と考えてしまう事もあるのではないでしょうか?このように、積もり積もった気持ちが爆発して、離婚の引き金になる事は全くないとはいえないでしょう。
子どもに不自由な思いをさせている
旦那の稼ぎが少なくても、妻は家計のやりくりや食費の節約、あるいはさまざまなものを切り詰める事によって耐える事ができたとしても、子どもにその不自由な思いや苦労をさせてしまうのは、どうしても忍びないという人もいるでしょう。子どもに、ある程度の節約・倹約志向を覚えてもらうのは将来の経済観念を育てるためにもよい事ですが、それを超えて不自由な思いをさせていると、離婚の引き金になる事があります。
特に、子どもに必要な教育を受けさせてあげる事ができない、満足に食事を提供する事ができないなどが続くと、この人と離婚して、私一人でも何とか子どもを守っていかなければならないと思う妻も多くいるようです。世帯の扶養数と年収によって支給額が違ってきますが、子どもたちがより豊かに育っていける事を目指す、児童手当制度があります。ありがたいですね。
児童手当
所得制限限度額の扶養親族の数には被扶養者として主婦(※)も含まれる事ができます。扶養内外のどちらで働くのがよいのか比較してみましょう。
(※)年収が130万円未満などの条件あり
中学卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を養育している方 |
児童の年齢 | 児童手当の額(一人あたり月額) |
3歳未満 | 一律15,000円 |
3歳以上 小学校就学前 |
10,000円 (第3子以降は15,000円) |
中学生 | 一律10,000円 |
扶養親族等の数 | 所得制限限度額(万円) | 収入額の目安(万円) |
0人 | 622.0 | 833.3 |
1人 | 660.0 | 875.6 |
2人 | 698.0 | 917.8 |
3人 | 736.0 | 960.0 |
4人 | 774.0 | 1002.1 |
5人 | 812.0 | 1042.1 |
旦那の向上心のなさにイライラしてしまったとき
旦那の稼ぎが少ないという理由をひもといてみると、実は旦那の向上心のなさが原因という事もあります。例えば、向上心を持って昇進や昇給に向けて頑張る事ができていれば、今もう少し給料があるはずなのに、向上心のない旦那のせいでこんな苦しい生活をしているのかと気づいたとき、妻は離婚に向けて一気に気持ちが揺れ動いてしまう事もあります。また、イライラする感情を超えて、冷たい感情が湧き上がってくる事もあるでしょう。
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稼ぎの少ない旦那にイライラしないための方法は?
向上心がなかったり稼ぎが少なかったり、その他嫌なところもたくさんあるけれど、好きで一緒になったのだから、何とか旦那にイライラしないようにしたいと思っている人もいるでしょう。
ここでは旦那にイライラしないための方法について、いくつか対処法をお伝えします。イライラせずに幸せな家庭を維持していくためにも、少しだけ冷静になって旦那のサポートをしてみてはいかがでしょうか?
妻がパートに出てサポートする
旦那の稼ぎが少ないという状況を打開するための具体的な行動には、妻がパートに出るという方法もあります。多くの人が、この方法で家計のピンチを乗り切っている事でしょう。妻自身も稼ぎを得る事により、収入の少ない旦那にイライラする事も、もしかしたら薄らいでくるかもしれませんね。
在宅でも仕事を始める事ができる
子育てに介護、その他さまざまな事情により外で働く事が難しいという場合は、在宅で仕事を始める方法もあります。また、妻がデザインやライティングなど特殊なスキルを持っている場合は、在宅の仕事でもアルバイトやパートと同等、またはそれ以上の収入を得る事ができるケースもあります。
子育てに積極的に関わってもらう
旦那の稼ぎが少ないなら、仕事ではなく別の方向で家庭に貢献してもらう方法もあります。それは、子育てに積極的に関わってもらうという方法です。普段から働きもせず、向上心を持って取り組む事もせず、それでいて稼ぎが少ない。そんな旦那には、子育てに積極的に関わってもらう事で、少しでも総合的なバランスを保ってもらう事が大切です。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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