新生児のころは布団ですやすや寝ていた赤ちゃんも、成長するごとに行動範囲が広がっていきます。そうなると、赤ちゃんが自ら移動し、興味のあるものに触れたくなるのは自然なこと。中でも「コンセント」に触れることで、感電などの事故に遭う危険性もあります。
今回は赤ちゃんが安全に過ごせるよう、コンセントに対する対策についてご紹介していきます。
コンセントで考えられる事故と原因・対処方法
コンセントは、普段の生活においてなくてはならないものです。赤ちゃんにとって危険といわれても、部屋中のコンセントをなくすわけにはいきません。ここでは、まずコンセントで考えられ事故はどのようなものか、そして原因や対処方法について考えていきます。
感電事故はどうやっておこる?
コンセントは細い穴のようになっており、プラグを差し込むことで通電するしくみです。好奇心旺盛な赤ちゃんにとっては、とても気になる存在といえるでしょう。例えば、赤ちゃんがなめたりよだれがついたりした指で触れることで、感電の危険性が高まります。また、細い棒のようなおもちゃ、はさみ、スプーン、フォークなどをコンセントに差し込むことで感電する恐れがあります。感電によってやけどや心臓まひなどを引き起こす可能性があるため、コンセントへの安全対策は非常に大切です。
感電事故が起きた場合の対処方法
もしも赤ちゃんが感電事故に遭ってしまった場合、まずは赤ちゃんの状況をよく確認しましょう。泣き方など普段と違いがみられる場合には、かかりつけの病院や救急相談窓口などへ電話で相談してみることがおすすめです。
少し驚いただけで泣いているケースもありますが、少しでも変わった様子や泣き方が異常など、不安な状態であればすぐ病院へ連れていくことが重要です。
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安全対策にコンセントカバーを用意しよう
コンセントにおける安全対策の一つに「コンセントカバーの取り付け」があります。ホームセンターや百均など、比較的簡単・お手頃に購入できるのが特徴です。ここでは、コンセントカバーの必要性や選び方のポイントについてご紹介します。
コンセントカバーの必要性
コンセントカバーは、赤ちゃんへの安全対策はもちろんのこと、コンセントにほこりがたまってしまうのを防ぐのにもおすすめのグッズです。ほこりがたまることで、プラグを抜き差しする際に火災を引き起こす恐れがあります。
また、かわいいデザインのものを使うことで、インテリアの一部として楽しむことも可能です。
コンセントカバーの種類
コンセントカバーには大きく二つの種類があります。一つは、コンセントの穴をそれぞれふさぐタイプです。一般的には「コンセントキャップ」などと呼ばれています。もう一つは、コンセント全体をフルカバーするタイプです。
コンセントキャップはお手頃な価格が魅力ですが、赤ちゃんが自分の手で取り外し、誤飲してしまう恐れがあります。一方でフルカバーのタイプはロックボタンがついていたり、ねじで取り付けたり、頑丈で赤ちゃんがなかなか開けられないしくみとなっています。
コンセントキャップでも取れにくいしっかりとしたタイプもあるので、部屋のつくりなどに合わせて選びましょう。
デザインはシンプルなほうがおすすめ
コンセントカバーのデザインは、動物の形をはじめかわいらしいものもたくさん販売されています。しかし、赤ちゃんが興味を示して外したくなる可能性もあるのでデザインには注意しましょう。例えばシンプルなオフホワイトなど、今あるコンセントとよく似た色のほうがシンプルです。
デザインがシンプルだと赤ちゃんの興味も他にそれる可能性もあるので、シンプルなタイプがおすすめでしょう。
赤ちゃんが触れそうなコンセント口は要注意!
室内を見渡し、どこのコンセントにつけるかチェックしてみましょう。赤ちゃんの目線にあるコンセント口には特に注意し、カバーをつけることがおすすめです。赤ちゃんが普段過ごす寝室やリビング・畳の間など、必要があれば部屋ごとに対策をするといいでしょう。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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