子どもが目のかゆみやひどい目やにを訴え、眼科を受診。目薬が処方されたけれど、子どもが嫌がってなかなかうまくさしてあげられないとき、どうしたらよいのでしょうか。子どもにとっては目薬は「なんだかよくわからないもの」。それでなくともじっとしていないのに、怖さもあって動いてしまうので、ママも困ってしまいますよね。嫌がる子どもに上手に目薬をさすためのコツにはどんなものがあるのでしょうか。
上手な目薬のさし方
大人でもこれから何をされるのかわからないときは不安を感じるものです。子どもの不安な気持ちや怖さを和らげ、安心した状態で目薬ができるようにしてあげましょう。これから何をするのか、それをするとどんないいことがあるのかを、子どもにわかるように話してあげると、嫌がらずにおとなしくしていてくれることも多いですよ。
ママがやってみせて、子どもの興味を引こう
目薬をさす前に、子どもに目薬について話をしてあげましょう。どうして目薬をするのか、子どもにわかるように話をしてあげると恐怖心もわきにくいようです。子どもにさす前にママがやってみせるのも効果的。床に寝そべって目薬をさし、「目がスッキリして気持ちいい〜」と目をパチパチ。目薬をして快適になった様子を子どもに見せて、目薬への興味づけをしましょう。目薬に子どもの名前を書いたり、容器に目鼻を描いて「目薬ちゃん」と呼んだりするのも、目薬への心の距離を縮めるのに役立ちますよ。
アッカンベーしたところへすかさず点眼
目薬に対して子どもの緊張が和らいできたら、いざ点眼です。清潔な布などで目の周りを拭いてきれいにしたら、子どもをあおむけに寝転ばせます。歯の仕上げ磨きをするときのように、ママの膝や脚の上に頭を乗せるようにして点眼するとやりやすいです。目薬をさす方の目を「アッカンベー」するようにして下まぶたをさげ、サッとまぶたの裏側(粘膜の部分)に目薬を垂らしましょう。そうすると目薬の容器の先が子どもの視界に入りにくいので、怖いという気持ちになりにくいようです。
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それでも怖いと目薬を嫌がるようだったら
目薬をさす気持ちになってくれて、直前までは大丈夫そうだった子どもも、いざ目薬をさす段になって「やっぱり怖い!」と顔を背けたり動いてしまったりすることがあります。子どもがどうしても目薬を嫌がるときには、どのようにすればよいのでしょうか。
さすのが怖ければ、目を閉じていてもOK!
目を閉じた状態で子どもがじっとしていられそうなら、閉じた目に目薬を入れる方法がおすすめです。まず目の周りをきれいに拭き、あおむけに寝転ばせます。子どもが目を閉じたら、目頭のところへ目薬を1〜2滴垂らします。そっと目を開いて、目薬終了です。子どもが自分で目を開くのが難しいようであれば、ママが優しくまぶたを開けてあげてください。両方でなく、下のまぶただけを優しくそっと下に押し下げるようにしてもOKです。ポイントは、目頭側に目薬を落とすこと。目尻側に落としてしまうと、そのまま耳の方へ流れてしまい目薬が目に入っていかないので注意しましょう。
子どもが熟睡している間に点眼してしまう
目を閉じた状態でも怖がって目薬を嫌がるようであれば、子どもが寝ている間に目薬をさす方法を試してみましょう。ここでのポイントは、子どもが熟睡しているときに行うということ。眠りが浅いときにやってしまうと、片側に点眼したところで目を覚ましてしまう可能性があります。しっかりと寝入っている隙をみて、清潔な布などで目の周りを拭いてきれいにしたら、目頭に目薬を落とします。少しだけ下まぶたをさげ、目薬が目に入っていったら完了です。下まぶたをさげるのが難しい場合には、目尻を数回耳の方へ優しく動かしてあげるやり方もあります。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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