子どもの名前を決めるのは、子どもの一生を決めるものです。どんな子に育ってほしいか、夫婦で話し合って決めるものですが、最近「シワシワネーム」なるものがひそかにブームになっています!シワシワネームとはどういうものを指すのか、なぜ流行しているのかをご紹介します!
子どもの名づけにはブームがある
子どもの名前を考えているお母さんに知っておいてほしいのが、子どもの名づけにはブームというものがあるということです。昭和から平成に変わった平成元年~3年の子どもは平成の「成」という漢字を使われている子どもが多く、最近ではスケートの絶対王者、羽生結弦選手が話題になると「ゆずる」という名前の子どもが増えたそうです。このように、その年流行した・話題になった人から名前をもらうということが多いですが、その流行とは別に、近年ではシワシワネームがブームになっているのです!
シワシワネームって何?
ここで気になるのが「シワシワネーム」とは何かということです。ちょっと前にキラキラネームが世の中に認知されましたが、そのキラキラネームが流行しているときに、古風な名前はシワシワ(古い)という理由で、シワシワネームと呼ばれていました。シワシワネームで想像するのはサザエさんでおなじみの「ふね」という名前ですね。それ以外にも、シワシワネームは「〇子」「〇男」という名前もシワシワだと判断するようです。
シワシワネームの例
今、人気が高まっているシワシワネームの一部の例をご紹介します!
女の子
和子(かずこ)、幸子(さちこ)、洋子(ようこ)、美智子(みちこ)、涼子(りょうこ)、恵子(けいこ)、美代子(みよこ) など
男の子
清(きよし)、弘(ひろし)、博(ひろし)、豊(ゆたか)、進(すすむ)、修(おさむ)、和夫(かずお)、蓮太郎(れんたろう) など
シワシワネームを見てみると、どれも読み方で迷うことはないですよね。一見古風ですが、落ち着いた雰囲気があって今の時代だと逆に新鮮に感じられるのが不思議です。
最近流行のシワシワネームの名づけポイント
シワシワネームがじわじわブームになっているからといって、和子や幸子という名前の女の子が増えているわけではありません。最近の流行のシワシワネームのポイントを見てみましょう。
漢字一文字
女の子なら「恵(めぐみ)」「華(はな)」、男なら「湊(みなと)」「樹(いつき)」というように、漢字1文字のシワシワネームが近年増えています。漢字一文字の名前は、シンプルなかっこよさがありますね。
止め字を古風なものにする
名前の最後の漢字を「止め字」と呼びますが、たとえば男の子の名前でよく使われる止め字の「郎」はなじみ深く古風でおしゃれな感じに。これを「蓮太郎」「光太郎」「のように使うのが、最近のシワシワネームです。他にも、「介」「郎」「成」「人」「助」の止め字は古風なイメージです。女の子で言うと「子」や「美」が人気のシワシワネームの止め字です。古風な名前は読み間違えなどもないので、ひそかにシワシワネームブームが来ているのです!
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シワシワネームブームの人気の秘密
シワシワネームが注目され始めたのは、芸能人が影響しているといってよいでしょう。中高生に人気の広瀬すずさんや、杉崎花さん、二階堂ふみさんは、まさにシワシワネームではないでしょうか。神木隆之介さんや、坂口健太郎さんなども古風な名前として知られています。近年では、元モーニング娘の加護亜依さんが息子に「義継(よしつぐ)」という名前を付けたことでも、シワシワネームが話題になっていました。
流行の発端はやはり芸能界で活躍している人たちがシワシワネームであることが関係しているようです。
シワシワネームの真逆!キラキラネームの問題点
シワシワネームと対極にあるキラキラネームですが、小学校のお受験では不利だといわれています。小学校の受験は簡単な学力試験しかなく、保護者と本人の面接がメインになります。なので、そのときにキラキラネームだと、「この親は非常識なのではないか」と思われることもあるそうです。さらに、就職してからも名刺交換などの場面で名前を覚えてもらいにくい、間違えられやすいなどの影響があるとも言われています。
名前と学力は比例する?
「いつやるの?今でしょ」でおなじみの林修先生は、名前と学力の相関性についての持論をテレビで発表していました。東大合格者の名前をリストにすると、全員名前が読める子しかいないというのです。東大に合格するような成績が優秀な子どもの名前にはシワシワネームが多いといわれています。こういった情報からも、シワシワネームに注目が集まっているのです。
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20代後半。家族構成は妹と妹の息子です。大学卒業後機械メーカー勤務、その後ライターになるために脱サラ。現在は塾講師とライターで生活しています。教員免許中学・高校 数学理科を取得。子どもが自ら考えて成長できる場を作っていきたいと考えています。
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