あせもやおむつかぶれなど、赤ちゃんの肌トラブル予防に広く使われている、ベビーパウダー。さまざまな種類のものが市販されていますが、大きく分けて、粉と固形の2種類のタイプがあります。ここでは粉タイプと固形タイプ、それぞれのベビーパウダーの特徴や両者の違い、目的に合ったベビーパウダーの選び方についてご紹介します。
ベビーパウダー:粉タイプの特徴は?
ベビーパウダーの典型的なタイプともいえる粉タイプ。丸い缶の容器に専用のパフと共に入っている製品に、なじみがあるという人も多いのではないでしょうか。まずは、この粉タイプのベビーパウダーについて、その特徴やメリット、デメリットをみていきましょう。
手早く広い範囲につけられるのが便利
粉タイプの特徴は粉末状になっていること。缶などの容器からパフに粉をとって肌に塗るものと、シェーカー型の容器から粉を手に振り出して肌に塗るものとがあります。いずれも一度に多くの量の粉をとることができるので、手早く広い範囲に塗りたいときにとても重宝します。特に、寝返りができるようになった赤ちゃんはおむつ替えのときに体をよじって動いてしまいます。なかなかじっとしていてはくれないので、ベビーパウダーを塗るのが大変です。そのようなとき、容器にパフを軽く置くだけで一度に十分な量のパウダーをとることができる粉タイプが便利です。
デメリットは、粉が飛び散りやすいこと
一度にたくさんのパウダーをつけられるというメリットがある粉タイプですが、デメリットは粉が飛び散りやすいこと。特にパフにとって肌に塗るときにパタパタとはたくようにつけてしまうと、粉が舞い上がって周りを汚してしまうことがあります。衣服についた粉は洗えば簡単に落とすことができますが、はたいたりこすったりしたら生地に粉が白く残ってしまいます。赤ちゃんに使うとき特に心配なのは、舞い上がった粉を赤ちゃんが吸い込んでしまうこと。鼻や口から入ったベビーパウダーが呼吸器系疾患を引き起こす原因になることもあるため、使うときには注意が必要です。
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ベビーパウダー:固形タイプの特徴は?
固形タイプのベビーパウダーは、パウダーファンデーションなどによくみられる形状のもので、プレストタイプとも呼ばれます。赤ちゃんの肌トラブル対策に用いられるほか、最近は大人の女性にも愛用する人が増えているようです。
粉が飛び散りにくく、吸引の恐れが少ない
固形タイプのベビーパウダーは、粉が舞い上がりにくいのが特徴です。粉が飛び散って周りを汚してしまったり、舞い上がった粉を赤ちゃんが吸引してしまったりする心配が少ないのは、固形タイプの大きなメリットです。固形タイプもパウダーをパフにとって肌に塗ります。固形タイプは細かい部分に塗るのにとても便利です。手足のくびれの部分や首などシワになった部分にも塗りやすく、また、飛び散った粉を吸い込んでしまいやすい上半身に塗るのにも適しています。粉タイプに比べて容器がコンパクトなことが多く、外出時に携帯するのに便利です。
デメリットは、広範囲には向かないこと
固形タイプは、一度にたくさんの粉がパフについてしまうことがないために、粉が舞い上がりにくく、またつけすぎを防ぐことができるという利点があります。しかしその分、赤ちゃんのお尻や下半身など広い範囲に塗りたいときには、何度もパフに粉をつけ直さねばなりません。十分な量のパウダーを手早く塗るのには向かないというところは、固形タイプの不便な点です。また、パフを肌に少し押し当てるようにして塗るために、パフが汚れたり型くずれしたりしやすいということも、固形タイプのデメリットと考えられるかもしれません。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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