スマホやパソコンが普及していて、小学生からスマホを持っている子どもも増えています。スマホはメールや電話よりも、LINEを中心としたやり取りが増えてくるので、インターネットやSNSを利用するときに気をつけたいネットリテラシーを子どもと一緒に学んでおくことが大切です。今回は親子で学ぶネットリテラシーをご紹介していきます。
ネットには子どもが起こしやすい危険がたくさんある
ニュースなどでも取り上げられている「LINEいじめ」というもの。LINEの返信が遅いからといじめに発展するケースがあるのです。大人のLINEの使い方と、子どもたちの使い方が異なることがあるので、親子でネットリテラシーを学んでおくことが重要です。
ネットリテラシーとは
ネットリテラシーとは、インターネットなどを正しく使うための能力のことです。最近では、SNSからインターネットの世界に触れる子どもが多いため、SNSやネットでのマナーという意味でも使われることがあります。ネットリテラシーを学んでおくことで、子どもたちを危険から守ることが出来ます。
子どもが引き起こしやすいネットトラブル
まずは、子どもが引き起こしやすいネットトラブルを見ていきましょう。
- LINEなどのSNSを使ったいじめ
- ネット依存症
- オンラインゲームでの高額請求
- 悪口の書き込み
- 個人情報流出
LINEやTwitterといったSNSからいじめに発展したり、スマホばかりで勉強が手につかなくなったり、高額請求なども怖いですね。悪口や個人情報を書き込んでしまうと、最悪裁判になってしまうので気をつけなければいけないもののひとつです。
こういったトラブルは、実際におこなったり、巻き込まれたりすると取り返しのつかないことになるので、ネットリテラシーを勉強して、子どもと危険性を共有することが大切です。
使い方にも注意が必要
ネットリテラシーにプラスして、スマホの使い方も勉強しておくとよいでしょう。例えば、歩きスマホ、食事中でもスマホを離さない子どもというのは少なくありません。自然などの外部から子どもの五感に入ってくる情報量は、とても多いです。旅行先でもスマホばかり操作しているようになると、そういった成長の妨げになってしまいます。自宅ではどのように使えばよいかも押さえておくとよいでしょう。
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子どもと共有したい三つのネットリテラシー
子どもにスマホを渡す前に親子でネットリテラシーについて勉強をしましょう。いじめに発展するものや、高額請求になるものはもちろん、個人情報を書き込むことで起こるリスクなども一緒に把握しておきましょう。今回は、ネットリテラシーを三つにまとめました。
LINEなどのSNSで気をつけたいこと
LINEなどのSNSでいじめに発展するケースは「既読スルー」や「返信が遅い」などが理由になります。
塾での勉強中、運動中・・・スマホを使えないときはすぐにLINEの返信ができないこともあります。また、忙しいときには返信があとまわしになることもあるでしょう。既読スルーをわざとしているのではないということを理解していくことが大切です。既読スルーがあったとしてもあまり深く考えないように教えるのがよいでしょう。
知らない人とLINEを交換してしまうと事件などに巻き込まれる可能性があるので、IDはネットに書き込んだりしないように伝えましょう。人が傷つくことや悪口は書き込まないようにすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
LINEなどのSNSは、コミュニケーションの補助をするものです。目と目を合わせて直接話すコミュニケーションが成り立っていないといけません。子どもと一緒に考えていく必要があります。
ネットゲームや高額請求にならないために
最近では、ネットゲームの人気が高まっています。パズルゲームひとつにしても、課金をすることで強くなれます。また、カードを使うゲームではレアカードを手に入れることができます。そういったネットゲームによってネット依存や高額請求につながりやすいです。
なので、「食事中、入浴中はスマホを使わないようにする」「ゲームは1日〇時間まで」というルールを決めておくとよいでしょう。
個人情報は書き込んではいけない
自分の名前・住所・電話番号・学校の名前・クラスなどは個人情報です。ネットに書き込んでしまったものは消せないため、就職活動や結婚をするときに検索されて悪い方向に働くこともあります。TwitterやLINEのタイムラインで友達とつながっているとプライベート空間のような感覚に陥りますが、実際はそういった環境ではないため注意が必要です。
また、写真も個人情報なので、自分の顔写真は載せない・お友達のも載せないということが大切です。
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20代後半。家族構成は妹と妹の息子です。大学卒業後機械メーカー勤務、その後ライターになるために脱サラ。現在は塾講師とライターで生活しています。教員免許中学・高校 数学理科を取得。子どもが自ら考えて成長できる場を作っていきたいと考えています。
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