どの子にとっても「ママが大好き!」な気持ちは本当です。けれど、そうでありながらも子どもたちの間でしばしば聞かれるのは「ママ、若くてうらやましい」「若いママがいい」というせりふ。やはり子どもたちにとっては、若いママがうらやましいと感じるもののようです。子どもたちはどうして「若いママがいい」と思うのでしょうか。
子どもが「若いママがいい」という理由
子どもたちが「若いママがいい」と言うとき、大きく二つの状況があるようです。
一つは、自分とママとで一緒になにかをしているときに、そう感じる場合。もう一つは、他のママと自分のママを比べてそう感じる場合です。まずは前者のケースから見ていきましょう。
外遊びでも一緒に体を動かしてくれる
「何かやろう、と誘ったらすぐ動いてくれる」「一緒におにごっこできる」子どもたちにとってママと一緒に遊べるのはとてもうれしいこと。ママも一緒に公園へ出掛け、遊具や追いかけっこをして一緒に走り回れるのは、子どもたちにとって非常に楽しい時間です。しかし、子どもの体力やパワーについていくには、親の側にも体力が必要。体力が追いつかずに「ごめん、ちょっと休憩」が長くなってしまうこともありがちです。体力的な面ではどうしても若いママの方に分があると言わざるをえないかもしれません。
若いママは親しみやすく一緒の楽しみも多い
「ママが若いと一緒におしゃれして出掛けられる」特に女の子にしばしば聞かれるのは、ママと一緒におしゃれできる、という声。ママと年の差が少ないと、おしゃれに関する感覚も近いようで、一緒にかわいい格好をして出掛けたり、一緒に流行のものを買ったり、同じアイドルを応援したりと、親子でありながら、姉妹のような感覚で一緒に楽しめるのがうれしいようです。感覚が近く親しみを覚える分、話もしやすいようで、悩み事や恋愛の話なども打ち明けやすいのだとか。
これから先も長く一緒に生きられる
「若いママだと、これからも長く一緒に生きていける」「一緒にいられる時間が長いからうれしい」子どもたちの中には、そう考える子もいるようです。
年齢を重ねたママだと、若いママよりも早く「お別れ」が来てしまうから、一緒にいられる時間が短いかもしれない。けれど若いママだったら、若い分長く生きられるだろう。だからこそ「若いママがいい」。子どもたちの「いつまでもママと一緒にいたい」という気持ちも理由の一つになっているようです。
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「若いママ」でないのは、恥ずかしい?
子どもたちが「若いママがいい」と言うとき、他の子のママと比べてそう感じるケースも少なくないようです。小学生くらいになると「参観日、絶対来ないで!」と言う子もいて、言われた親からすると悲しいやら寂しいやら。しかし、子どもの気持ちはかなり切実なようです。
「親が年取っていて、恥ずかしい」
晩婚化・晩産化が進んだこともあり、子どもは同じ学年でも、その親の年齢はまちまち、ということが珍しいことではなくなってきているようです。それがハッキリ見える場が参観日。親たちがズラリと教室に並びます。子どもは正直です。見たそのままを口にします。「◯◯ちゃんのママ、若くていいなー」「◯◯ちゃんのママ、おばあちゃんみたい」いいなーと言われた子は誇らしく、おばあちゃんみたいと言われた子は恥ずかしくていた堪(たま)れない気持ちになるのだそうです。
「参観日が憂鬱(ゆううつ)」「親を知られるのがイヤ」
親のことが嫌いでなくても、親を見られたくない、恥ずかしい、という気持ちになることはあるものです。親が若いというのは、子どもにとって自慢の種であり、また憧れの対象でもあります。その一番の理由は、見た目。見た目に若いかどうかは、子どもたちにとっても重要。
実年齢が高くても見た目年齢が若い場合には、そこまで抵抗感を覚えないのだとか。自分のママの見た目が老けていると、友だちに見られるのはイヤ、若いママがうらやましい、と感じてしまうのですよね。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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