一人目の妊娠でできた妊娠線がまだ消えていないのに二人目の妊娠発覚!うれしいけれど、また妊娠線の心配があるかと思うとちょっとユウウツになっている人はいませんか?また、二人目を妊娠する時に、妊娠線が何か影響してしまうかも・・・と不安になっている人もいるのでは。一人目でできた妊娠線にはどう対処すればいいのか、ここでスッキリ解説します!
妊娠線の正体は真皮層の断裂
妊娠線は、おなかが大きくなる妊娠5カ月頃からできることが多いようです。すべての人にできるわけではなく、できる人とできない人がいます。場所は、おなかの下側の丸み部分にできやすく、次いでおなかの側面に多く見られます。胸やお尻、太ももにもできることがあります。
真皮が裂けて跡になってしまう
妊娠線の見た目は、赤いみみずばれのように見えたり、皮膚が裂けた傷跡のように見えたりします。でき始めは特に赤みがかっていて、赤紫色に見えることもあります。とはいえ、皮膚の表面に傷ができているわけではありません。妊娠線の正体は真皮層の断裂です。皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の三層構造になっており、その真皮の部分がおなかの伸びに耐えきれず、裂けてしまうのです。伸びた表皮は薄くなっているので、真皮層の傷や毛細血管の色が透けて、赤っぽく見えます。妊娠線は、いわゆる肉割れと同じものです。
完全にもとには戻らない
妊娠線は、できてしまうと完全に消すことはできないと考えられています。出産を終えてもしばらくは赤っぽいままですが、1年ほどたつと白っぽく変色していきます。薄くはなりますが、それでも跡は残ったままです。しかし、皮膚科の治療や自宅での保湿ケアを重ねることで、なるべく目立たなくすることはできます。自分の体なので気になってしまいますが、普通にしていれば案外他人は気にしないものです。
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二人目妊娠に影響があるか?
気になるのは、二人目の妊娠に影響があるのかどうか、という点ですね。正直なところ、「直接的にはなんの影響もない」と言い切れますが、「間接的にはあるかもしれない・・・」と悩む部分があります。「病は気から」と昔からいえうように、人は意外に繊細な生き物なのです。
生理学的には問題ない
妊娠線とは、「真皮層の断裂」であるということはお話ししましたね。つまり、これは純粋に皮膚の問題です。体の内部で起こっている妊娠の過程には、なんら影響がないということはおわかりになるでしょう。おなかの皮膚が多少裂けようとも、子宮がどうにかなるなんてことはありません。もちろん、胎児の成長にも影響しようがありません。たとえ妊娠線がたくさんできても、その点は心配しないでください。
心理的な障害になる可能性が?
ただ、少しだけ心配になるのは、心理的な影響です。一人目出産後、おなかにできた妊娠線を見た夫が「ちょっと気持ち悪いね」「治らないの?」とデリカシーのない発言をしたという話もあります。結果、女性は自分の容姿に自信を失ってしまい、男性はなかなかその気にならず、第二子妊娠までの道のりが遠くなってしまうとすれば・・・?と、こんな話は「風が吹けばおけ屋がもうかる」と同じで心配するだけ損な話ですね。二人目には影響なし!と自信を持って気にしないでおきましょう!
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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