赤ちゃんが産まれるタイミングははっきりわかりません。しかし寝ている間に陣痛が始まっているのに起きられず、気づいたら赤ちゃんが産まれそうになっていたというようなことが起きたら大変です。ここでは夜に陣痛が起きた場合どういう状態になるのをはじめ、必要な準備や実際の対応についてご紹介します。体験談も含まれているので出産間近で夜の陣痛が心配な方はぜひこの記事を参考にしてください。
寝ている間に陣痛が来ることはあるのか?
陣痛が始まる兆候はいくつかあるものの、残念ながら陣痛が始まるタイミングは明らかになっていません。陣痛は寝ている間に起こる場合もあります。熟睡していても途中で気づくことができるでしょう。
陣痛は夜に始まることが多い
ある看護大学が2013年に発表した調査によると、陣痛や陣痛の前に破水が起こる前期破水のタイミングは、夕方6時から朝の6時までに起こることが多いと結論づけられています。また陣痛開始時刻で最も多かったのは夜中の1時から3時であることがわかりました。昔からお産は夜に起こりやすいと言われていたことについて、これが統計的にも確かめられているのです。しかしこれはある調査によるもので、必ずすべての出産があてはまるわけではありません。
寝ている間も陣痛は進行してしまう
陣痛が起こるタイミングについては明らかになっていません。しかし分娩の進みかたについては科学的に証明されています。日本産婦人科学会によると、陣痛が10分おきになったときから赤ちゃんが産まれ、胎盤が体の外に出るまでの時間は初産婦で11~15時間、経産婦で8~6時間と長時間にわたります。そのためこの間に睡眠時間がかかってしまう場合があるのです。寝ている間に陣痛が起こっても大丈夫なように用心しておくのが無難でしょう。
寝ていても規則的な陣痛が来れば起きられる
筆者は3回出産を経験しています。3回とも夜6時から朝6時までの間に陣痛が始まりました。
1回目は夜中の3時頃。陣痛と共に破水がありそのまま入院しました。
2回目は夜中2時頃陣痛に気づいたもののそのまま眠ってしまい、6時頃起床してから入院しました。
3回目は夕方~夜中の出産のため起きていました。
最初の2回については完全に眠っていました。出産にはいろいろな場合あるといっていいでしょう。胎動や前駆陣痛で目が覚めてしまうのと同様に陣痛でも必ず目が覚めるので、夜は安心して体を休めておきましょう。
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寝ている間の陣痛に備えた準備とは?
陣痛や破水は寝ている間に起こることもあります。急に入院することになる場合があるので、入院の用意や破水への備え、連絡先の確保などはあらかじめ万全に整えておきましょう。
入院の用意はすぐに取り出せる場所に
他に家族がいる場合、荷物を探しているうちに全員を起こしてしまうようでは困ります。もし異常を感じて起きたらすぐに入院できるよう、母子手帳や保険証、着替えなど必要なものは玄関付近の決まった場所においておきましょう。
入院時に必要なものリスト
母子健康手帳・健康保険証・診察券・印鑑 シャンプー・リンス・ボディーソープ・バスタオル・歯ブラシ・スキンケア用品 スマホ、カメラなどの充電器など |
破水に備えて防水シーツや夜用ナプキン
もし破水をした場合すぐに入院が必要となるでしょう。移動する際やベッドを羊水で汚してしまうと後片付けが困ります。日ごろ前駆陣痛を感じているようであれば、寝ている間の破水に備え、念のため夜用ナプキンや防水シーツを活用すると安心です。また寝ている場所の近くにバスタオルを数枚用意しておきましょう。
連絡先を複数確保し、携帯電話は充電を
夫婦だけの世帯や、他に子どもがいる世帯では、ママが出産で不在になると急に人手が必要になります。携帯電話にメモリーがされているから大丈夫と思っていても、翌日子どもたちを誰に預ければよいのかなど残った家族を困ってしまうことがあります。必要な連絡先はわかりやすくメモして家族に共有しておきましょう。またもしもの移動に備えて陣痛タクシーやマタニティタクシーの連絡先を事前に確認し、携帯電話の充電を切らさないようにすることも大切です。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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