赤ちゃんのお世話のなかで耳そうじは耳の中を傷つけてしまわないか、不安でなかなかそうじできないというママも多い様です。赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、耳の中も皮脂などの汚れがたまりやすい場所です。自分でやるのは怖いけど、わざわざ耳鼻科へ通うのも気が引ける、というママのために今回は「耳そうじを自宅でする際のコツ」や注意点、また「耳鼻科へ行った方が良い場合」についてご紹介します。
耳そうじをする前にチェックしよう!
耳あかが気になって、いざ赤ちゃんの耳そうじに挑戦してみようと思っても、どのタイミングでどの様に実行したらいいのか、そもそも赤ちゃんの耳は大人と違うのか、何に気をつけたら良いのか等わからないことも多いですよね。赤ちゃんの耳そうじをする前に知っておきたい情報について確認しておきましょう。
耳あかってそもそもどうしてたまるの?
耳あかとは、耳の中の皮脂が古くなって剝がれ落ちる過程で、外部から侵入したほこりなどと合わってできます。耳あかには乾燥したタイプと湿ったタイプがあり、耳鼻皮膚からの分泌物が少ない人が多いとされる日本人は、約6割の人が乾燥したタイプと言われています。一方、新陳代謝が活発な赤ちゃんは、耳あかがたまりやすく皮脂の量も多いので、比較的湿ったタイプの耳あかがたまりやすいと言われています。
大人と何か違うの?「赤ちゃんの耳の特徴」
赤ちゃんの耳は、耳の入り口から奥の鼓膜までの距離が短いという特徴があります。そのため、少しの刺激でも奥の鼓膜に刺激が伝わりやすく繊細で、大人と同じ刺激を与えた場合にも影響を受けやすいと認識しておく必要があるでしょう。また、耳あかは通常であれば茶色や黄色をしていますが、新生児期は羊水が耳に残っていて耳あかが黒い場合や、臭いが気になることもあります。黄色い耳垂れ(液状の耳あか)などの異常がなければ、ほぼ問題はないとされています。
耳そうじって、いつからはじめるの?
大人の場合、耳そうじをするタイミングはほぼ「耳がかゆい」場合ではないでしょうか。赤ちゃんも定期的に耳そうじをしていないと、かゆくなってしまうのではないかと心配になるかもしれません。しかし、人間の耳の中というのは、次々と新しい耳あかが出てくるため、古くなった耳あかは、耳の外へと自然に追い出される仕組みになっているのです。そのため、赤ちゃんの頃は耳の入り口付近をきれいにしてあげるだけでも十分です。したがって、耳そうじをはじめるタイミングも決まっていませんが、まずは耳の奥よりも手前側の清潔を意識するようにしましょう。
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やってみよう!赤ちゃんの耳そうじのやり方
耳の仕組みが分かったところで、赤ちゃんの耳あかが気になったら、できる範囲から自宅でのケアにチャレンジしてみましょう。まずは耳そうじをする際のタイミングや、やり方の手順、そして押さえておきたいポイントをご紹介します。
赤ちゃんの耳そうじは「お風呂上り」がベスト!
赤ちゃんの皮膚はとてもやわらかく繊細です。お風呂に入った後は耳あかがふやけてとりやすく、耳の中も湿っているため綿棒の摩擦による刺激が軽減されるので、デリケートな耳の中をそうじするタイミングとしてはお風呂上りが最適です。また、赤ちゃん専用に芯がやわらかく細い綿棒も売られていますが、耳そうじに慣れるまでは力加減が難しく、細くて小さい綿棒は赤ちゃんの耳の奥まで簡単に入っていってしまうので、あえて奥に入らず傷つけるリスクが少ない大人用の綿棒からはじめることをおすすめします。
耳そうじをする際の「手順」と「ポイント」
まずは湿らせたガーゼで耳の裏側の汚れを優しくふき取ります。赤ちゃんは母乳やミルクを吐いてしまうことも多々あり、気付かぬ内に耳の周辺に吐きこぼれがついてしまうこともあるので、耳の裏側は意外と汚れがとるのです。そして耳のくぼんだ部分と、耳の穴の入り口付近を綿棒で優しくふき取ります。
この時点で耳の奥まで綿棒を入れたくなりますが、耳の奥へと入らない様に一度綿棒を短く持ち直してから、耳の入り口に沿って耳あかをぬぐいとる様に優しくふき取ります。ポイントとしては、耳たぶを後ろに優しく引っ張り、耳の穴を広げる様にします。耳の中に極力刺激を与えない様、綿棒の先にオリーブオイルを付けると良いでしょう。
耳そうじをする頻度はどのくらい?
赤ちゃんの耳そうじは、頻繁に毎日行う必要はありません。目安として週に一度、気になった時だけでも十分です。赤ちゃんの耳あかがたまりやすいのは、耳周辺の皮脂やほこりなどの汚れによるもの。綿棒で耳穴付近を頻繁にそうじするよりも、お風呂上りに毎日ガーゼなどでふき取ってあげることで、皮脂汚れが停滞して乾燥し耳あかになることを防げるでしょう。
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3歳の息子を育児中のシングルマザーです!製菓専門学校を卒業し、子供とお菓子作りが趣味です!
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