赤ちゃんが布団をはいじゃう!上手な布団の選び方・掛け方を学ぼう

布団で寝ている赤ちゃん
0歳~1歳の新生児は、1日の平均睡眠時間は16時間以上と言われ、ほぼ1日中眠っているという場合も多いです。しかし新生児は汗をかきやすいため、すぐに布団を蹴ってはいでしまうという事に悩むママは多いのではないでしょうか。今回は赤ちゃんが1日の大半の時間をすごす布団の選び方・掛け方のコツについてご紹介します。

新生児の発達状態における睡眠について

遊んだ後に寝た赤ちゃん
生まれてきたばかりの0歳~1歳の新生児は、身体の機能が未発達なため睡眠環境においても、大人とは全く違う視点で注意が必要です。新生児の身体機能について発達状態と特徴を知り、安全な睡眠環境を整えましょう。

新生児の生活リズムと睡眠リズム

新生児期の赤ちゃんの平均睡眠時間は1日15~16時間以上と言われますが、まとまった時間でぐっすりと眠り続ける事はほとんどなく、授乳やおむつ交換を必要とする時に小刻みに目を覚まします。基本的には3~4時間置きに授乳が必要なため、寒い季節は特に夜中の授乳などで寝冷えしやすく、母子ともに風邪をひかない様に工夫が必要です。

新生児の睡眠時の寝相やしぐさと注意点

新生児期の赤ちゃんはいつも両手をあげ「バンザイ」のポーズをし、両足はがに股の状態でカエルのように開いています。股関節も未発達なため、無理に重みがかかると脱臼しやすい状態になっています。また、新生児は鼻が低く小さいため、授乳の際は困らないのですが睡眠時には布団がかかると窒息してしまう恐れが高く、注意が必要です。

成長に合わせて安眠対策を考える

3カ月~1歳の間に、新生児は見る見る成長していきます。寝返りやハイハイができる様になると、布団の位置から大きくずれた状態で寝てしまったり、より強い力で足をばたつかせて暑くないのに布団を蹴ってしまったりなど、睡眠時の悩みが大きくなる事もあります。その頃には布団を横向きに使用してみたり、足まで隠れるタイプのパジャマ・ボディスーツを着せて寝かせたりする事をおすすめします。

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新生児の体温と室温調整の重要性

赤ちゃんの平熱と室温
新生児は母親からもらった免疫を備え持っているため、生後6カ月頃までは比較的風邪はひきにくいと言われています。しかし絶対に感染症にかからないという訳ではないので、油断をしてしまうと寒い時期は特に鼻かぜをひいてしまったり発熱したりする事もあります。新生児の健康を守るためにも、安眠のための体温・室温調整について知っておくと良いでしょう。

新生児の平熱と体温調整機能とは

新生児は汗腺の発達が未熟なので、体温調整が上手にできません。また、新陳代謝が活発で平熱は大人よりも高く37℃台が平均的と言われます。布団で熱がこもるとすぐに体温が上がり、外気に触れるとすぐに体温は下がるため、睡眠中の環境によって体温に影響を与える事となります。そのため、睡眠環境を整える事は非常に重要なのです。

新生児の眠る環境~最適な温度設定

新生児が眠る部屋の温度設定は、室温20~25℃で湿度50%前後が快適温度とされています。赤ちゃんの眠る布団が床に近い位置にある場合は特に冷えやすいので、温度計や湿度計を近くにおいて調整できると良いでしょう。現代では便利なデジタル計も多く売られているので、使いやすいものが見つけてみてはいかがでしょうか。また、日本の冬は暖房の使用によりとても乾燥するので、加湿器などを使って適切な湿度を保つ事も、風邪予防につながります。

「あたためすぎ」にも要注意!SIDSの危険性

寒い季節は特に、新生児が風邪をひかない様にと何枚も重ね着をさせたり、布団を増やしたりして「あたためる事」に意識が向きます。しかし寝ている時の「あたためすぎ」は、「SIDS 乳幼児突然死症候群」の原因の一つとされているのです。主にはうつぶせ寝や、周囲の喫煙環境が原因とされていますが、新生児は寒い時には泣いて訴えるのに、暑い時には眠り続ける傾向が強いため、呼吸の抑制につながりSIDSを引きおこす可能性があると言われているのです。寒すぎずあたためすぎず、適度な温度調整を意識しましょう。

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