子どもの進学・進級では成長の喜びを感じられる反面、やはり気になるのは教育費。義務教育として学校に通う上でかかる費用のほか、盲点となりやすいのが「部活動経費」ではないでしょうか。今回は「屋外」で行う部活動に視点を当て、各部活動をはじめるために必要な道具とその費用、また道具以外に必要となる経費についてご紹介します。
協調性が身につく「サッカー部」
チームプレーを通して協調性や自主性を学ぶことができるサッカー。サッカーと言えば男の子のスポーツという印象が強いかと思いますが、近年は「なでしこジャパン」の活躍によって、女の子のスポーツとしても定着してきています。まずはサッカーをはじめるためにそろえるべき道具・費用について調べてみました。
「サッカー部」で必要な道具・費用
サッカーをはじめるにあたり、練習着・ボール・専用バッグや水筒などが必要です。練習着やソックスは頻繁に汚れ、擦れて穴が開いてしまったりと消耗も激しく、1年を通して何着あっても足りないという状況も想定されるでしょう。具体的にかかる費用の内訳は、練習着上下(ユニホーム)5000円~1万5000円程度、レガース(シンガード)1000円~2000円程度、シューズ(スパイク)3000円~1万5000円程度、その他バッグや水筒、ボールなどで5000円~1万円程度と、初期費用としては約2万~3万円は必要でしょう。
「サッカー部」道具の選び方・ポイント
「ユニホーム」は、デザインも豊富で価格差が一番大きいアイテムです。少年団の場合にはチームの指定カラーに合ったものを、また部活動であれば学校から指定をされる場合も多いため、指定に合わせて準備します。「レガース(シンガード)」は「すね当て」のことで、ソフト・ハードの二つのタイプがありますが、幼稚園~小学校低学年くらいまでは足にフィットするレガースは見つけにくいため、身体にフィットしやすいソフトタイプが良いでしょう。1番選ぶのが難しい「シューズ」ですが、スパイクの場合はソールが硬く地面からの衝撃が足に強く伝わるため、小学校低学年くらいまではスパイクは必要ないと言われています。基本的に小学生の間はトレーニングシューズ、中学校以降はスパイクといった認識です。「ボール」に関しては、暗くなるまで練習しても目立ちやすい蛍光色が良いでしょう。
「サッカー部」道具以外の必要経費
サッカー部で大きな出費となることは、ずばり「遠征」です。地域内の大会のみに収まれば良いのですが、遠征に行って他県のチームと交流試合などを行うための遠征では、交通費・食費だけでも月に3万~5万円になることもあると言います。また、本格的な合宿を行っている場合も別途宿泊費・食事代・借りている施設の料金などがまとめて合宿費として請求されるのです。入部している部が強ければ強いほど、遠征費もかさみ必要経費は増えるのです。
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自主性・責任感が養われる「野球部」
サッカー同様、従来男の子に人気スポーツである野球。女の子の場合はソフトボールに該当しますが、どちらも必要な道具・かかる費用には大差ないでしょう。守備に打順とポジションごとの役割分担がはっきりしているため責任感が身につきます。小学生の野球チームから中学校での部活動まで、実際にそろえる必要のある道具と費用について、調べてみました。
「野球部」はじめる際に必要な道具・費用
野球をはじめるためにそろえる道具としては、練習着などのほかの部活動と共通のもの以外に、グローブやバットといった野球ならではの道具、また少年野球の場合にはチーム共通のバッグなどが必要です。それぞれにかかる費用の内訳はユニホーム(上下)1万円程度、グローブ2000円~1万円程度、バットは2000円~数万円かかるほか、スパイクやアンダーシャツ、ソックスなどの練習着で1万円程度。また、サッカー部同様、練習着などは練習による消耗や身体の成長によって買い替えが必要になります。
「野球部」道具の選び方・ポイント
野球はスライディングによってズボンの消耗が激しく、膝に穴が開いてしまうことが多いため「膝当て付きのズボン」がおすすめです。または膝当てを購入して付けてあげましょう。「バット」は素材が金属製・カーボン製・木製・複合バットなど幅広い種類があり、一般的には金属製の需要が高い様です。飛距離は高い順に複合バット>カーボン製>金属バット>木製となりますが、複合バットは価格設定が高くなるので、素振り用には金属製やカーボン製が良いでしょう。「グローブ」選びは、守備担当が分からないうちは、内野手用かオールラウンド(どこでも広範囲で守れるもの)がおすすめです。グローブの種類はほかに、各ポジションを守るための投手用・外野手用・キャッチャーミットなどがあります。子どもの担当するポジションに合わせて選びましょう。
「野球部」道具以外の必要経費は?
野球部もサッカー部同様で、遠征や合宿が比較的多い部なので、参加する度に交通費や食事代などの遠征費・合宿費等が発生します。また、良い成績を残せる花形選手になれば、すぐに有名になり周囲からもちやほやされますが、大人数でのスポーツだけに花形選手になれるのは一握りです。ずっとベンチであったとしても、合宿には参加しますので同じく遠征費等はかかります。
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3歳の息子を育児中のシングルマザーです!製菓専門学校を卒業し、子供とお菓子作りが趣味です!
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